「でも、なんだってテグスなんかがこの干潟に落ちていたんだろう?ここは人間たちが守ってくれてるんでしょ?」

「人間にもいろいろいるってことさ!ちらかす人間と、それをかたづける人間と…」

「きっといろんな人間がいるからさあ…人間って一方では自然をこわして、他方では自然を守ろうとしているじゃないの」

「もっと人間どうしでよく話し合えばいいのにね!」

 数日後、チドリ君たちはシベリアにむかっていっせいに旅立っていった。おいらとイワトビ君はしばらくのあいだ、日本にとどまってシロと遊んだり、ユリカモメと競争したりしたんだ。

 

 おいらはアデリーペンギン。南極に住んでいる。これからは自然とつき合うときはよ~く考えてね!! 

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