けれど人間が自然のわっかから外れたものを作り出してしまうから話しがややこしくなるんだ。だから、その外れたものを自然のわっかにもどしてやればいいってことになるんだが…人間ってホントに和を乱すんだから…」 ガラパゴス博士がイザベラ島からホーン岬のゴミ捨て場にダイオキシンをリグニンにもどす機械を持ってきた。機械に燃えがらを入れてリグニンを取り出したんだ。紙を水にふやけさせたものにリグニンを入れてロイヤルペンギンさんは新しい飛行船Z−15号の骨格を木材で作った。イワトビ君はグライダーのラングレー号の翼の骨組みや胴体を作ったんだ。そうしてゴミ捨て場の燃えがらに入ってるダイオキシンを全部リグニンにしたんだよ。 マカロニ君はホーン岬のゴミ捨て場がなくなったってきいてすごく喜んだんだ。今ではマカロニ君、松葉づえをついてだけど外を歩けるようになったんだ。でもずっとフンボルトさんがべったり。マカロニ君、ちゃんと足がなおるまで逃げられないんだろうな!リハビリもたいへんそうだし…一難去ってまた一難だね!けど、おいらはなんだかフンボルトさんのことをちょっぴりだけど応援したくなっちゃったな。だってフンボルトさん、マカロニ君のことをずっとねないで看病してたからね!
おいらはアデリーペンギン。南極に住んでいる。自然の中にはゴミなんてものはないんだってさ!! |