それじゃあ、今からわたしがそれを持ってそっちへいくよ」

ってガラパゴス博士はロケット弾を持っておいらたちのところにすっ飛んできてくれたんだ。

「この雨を降らせるロケット弾を雲の中に打ち込んで、雨を降らせるぞ!ちょうど、あの雲がいい!」

っていって博士は雲に狙いをさだめた。見事ロケット弾は雲の中で破裂したんだ。そうしたら、スコールが降ってきた。そのおかげで火が消えたんだよ!おいらたちペンギンもオランウータンの子供たちもジャングルのほかの生き物たちもみんながホッとした。

「どうして?こんなにしょっちゅう山火事が起こるの?」

っておいらがきくとマゼラン君が、

「それは人間たちが木を切ってしまうからかもしれない。木を切られた場所は乾いちゃうから火事になりやすくなるんだよ!」

っていったんだ。

 

 しばらくして新しい保育園にオランウータンの子供たちがなれてきたから、おいらは南極へ帰ることにしたんだ。暑さにバテバテだったしね。別れのとき…オランウータンの子供たちが、

「また、今度おしくらまんじゅうをいっしょにやろうね!ペンギンのお兄さん、さよなら!!」

って手をふってくれたんだ。

「今度はもっとすずしいところでやろうよ。それじゃあね…みんな!きっと、きっと大きくなるんだよ!!」

っておいらは思わず、叫んじゃったよ。

 

 おいらはアデリーペンギン。南極に住んでいる。オランウータンのみなしごたちは元気にしているのかな?

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