初めてのお使い


Kちゃんはおばさんにあんまり優しくされたりなぐさめられたりしたので、ちょっぴりお母さんのことを思い出してほろりと涙をこぼしてしまいました。でもその涙はすぐに風に吹き飛ばされました。 いつの間にか工事渋滞なのか?のろのろ運転になっていました。前の方にさっき通り過ぎて行った救急車が止まっていました。そばでお調子者のタクシーのおじさんが泣いています。右のライトとフロントガラスがめちゃめちゃに壊れていました。Kちゃんはそのわきを徐行で通り過ぎました。うしろのミニバンのおばさんがいいました。
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