花を咲かせたペンギン


「それはやっぱり、5個の花をつける花芽をできるだけ増やしたいし、毎年、満開の桜を見たいからね!」
「えーっ、でも、おじさんは毎年、桜が咲いているときはいっつも酔っぱらっていて、桜の花なんか目に入らないんじゃないの?」
「そんなことはないさ!それにビクトリア先生に喜んでもらいたいから…先生にはいつも微笑んでいてほしいからね!」
「ひょっとしておじさんってビクトリア先生のことが好きなの?」
「好きは好きだよ。でもまあ、好きっていうよりはあこがれに近いかな?私も昔はビクトリア先生の生徒だったんだよ…あれは遠足のときだったな。
次へ
戻る