虎・兎・龍
龍が、
「今時、白馬の王子なんてどこにいるんだか」
というと、兎が、
「なによ!ちゃんといるんだから!」
と、いいあっているところにリボンを付けた娘が友達と店先にやってきました。
「ねェ私たちって辰よね。イヤだわ、どうして辰年なのかしら…ハトの方が平和そうで良いのに…」
「そうよね。それに辰って十二支の中で、唯一現実にはいないのよね」
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