おいらがふりむくと、なんとそこにフンボルトさんが仁王立ちしていた!フンボルトさんは真っ赤な顔をしていたんだ!!おいらはガラパゴス博士の顔色を心配している場合じゃないってことがわかったよ。おいらは、

「冗談だよ!かわいい冗談!!」

っていいわけした。けどフンボルトさんは、

「なにが冗談よ!だれが黒いバラがお似合いですって!あんた、いっつも陰でそんなことばっかりいっているんでしょ?!どうりで最近よくくしゃみが出るとおもっていたのよ!今日という今日は絶対許さないんだから…あんた、ほっぺたに紅いもみじをこしらえてほしいって、そういうことなのね!覚悟しなさいよ!!」

って飛びかかってきた!

「うわ〜!ほっぺたに紅いもみじって!そんな!そんなのイヤだよ!!博士、助けて!」

「私は関係ないよ!部外者だ!!アデリー君、私を巻き込まないでおくれよ!」

「往生際が悪いわよ!いいから、今すぐくちばしをくいしばりなさ〜い!!」

このあと、おいらがどうなったのか?おいらの目から火花が散ったか?どうか?みんなの想像にまかせることにしておくよ!

 

 おいらはアデリーペンギン。南極に住んでいる。口には気をつけようね!

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