祈りによる世界平和運動/霊覚のひかり(22)


この霊覚のひかりシリーズでは、いままでに数多くの霊覚者が残された尊い御教えを紹介してまいります。





「如是我聞」(白光出版)より抜粋


先日、久しぶりに合気道創始者、植芝盛平先生をおたずねした。新築された二階の教室に、タテ1・6メートル、ヨコ2メートル余りの植芝盛平先生を称えた「神の化身」と題する五井先生自筆の詩の額が掲げられている。その前で、「私の真の姿を認めてくれたのは、五井先生と出口王仁三郎聖師だけだ」と植芝先生はおっしゃり、次のように五井先生を賛美された。
「五井先生のお仕事は、実に立派な素晴らしいお仕事で、地球の修理固成ばかりでなく宇宙の修理個成をなさるお浄めです。あの人は、いや人ではない、神の化身ですよ。
五井先生は世にもまれな聖者です。世間にはお偉い方がたくさんいるけれど、その方たちは人間です。いくら霊能があっても人間じゃ」





練成会の席上で、私の父はどうなっていましょうか、と聞いた人がいた。
「あなたのお父さんはやさしい人、迷っていません。けれど近いうちにあなたの親類に女の子として生まれ変わりますよ」と五井先生は即座に答えられた。
すると他の人が「私には何かついていますか」とまじめになって聞いていた。
「何も迷っている人はついていません。一段上りたいために来ている魂はいます。三十歳くらいの色の白い、暖かい心の女性がいますよ」
「アッ、それは私の女房です。今から三十年前に亡くなりました。ああそうですか、ありがとうございます」
「私の亡くなった夫はどうでしょうか」
「いい人ですねえ。大変喜んでいますよ。やはり一段階上にのぼるために来ていました」
五井先生は即答されてゆく。こうしたことはだれもききたいものであるのか、同じような質問がつづく。
「私の父はどうでしょうか」
「あなたのお父さんはきれいな魂の人で、この地球にはいませんね。別の世界にいます、といって迷っているのではありませんよ、ご安心なさい」
五井先生はことさら瞑目したり、統一したりはされない。普段のまま、そのまま霊界のことをあたり前のことのように話されてゆく。その一言一言に安心したり喜んだりしている人達。五井先生を囲んで一家のような和やかさであった。



      (すみか)
宇宙はわが住居である。



みたままつりに、神風特攻隊で散華したある学徒出陣兵の写真が送られてきた。
「ああいい世界にいるよ。今、他の星へ行く準備をしているよ。星の世界に生まれ変わるのです」と五井先生はその写真を見ておっしゃった。
「星の世界の霊界とか神界とか?」
「そう。最近はそういう星の世界との交流もはげしくなってきたんだね」
「星の世界へゆくのは、悪い星ですか、よい星ですか?」
「普通よい星へ行きます。悪い星へゆくのは菩薩的使命を持った魂です」
「他の星へ行くと、もう地球へは帰れないのですか?」
「普通はもう帰れないね。ちょっといってちょっと帰るということは出来ない。
私はしょっちゅうやっているけれどね」
とおっしゃって改まった口調になり、「私の世界は広いし、大きいからね。日本とか地球だけではないのです。だから日本を守るために再軍備とか核装備とかいうことは、私にとってどうでもよい小さなこと。表面的な現象はみな消えて行く姿。神の御心のみ実在なんだ」





         
☆世界平和の祈り     

世界人類が平和でありますように
日本が平和でありますように
私達の天命が完うされますように
守護霊様ありがとうございます
守護神様ありがとうございます



☆この祈りは五井先生と神界との約束事で、この祈りをするところに必ず救世の大光明 が輝き、自分が救われるとともに、世界人類の光明化大調和に絶大なる力を発揮するのです。

【五井昌久先生の紹介】
大正五年東京に生まれる。昭和二十四年神我一体を経験し覚者となる。
祈りによる世界平和運動を提唱して、国内国外に共鳴者多数。昭和四十四年、ブラジルの権威ある団体より、宗教と哲学の探究者、世界平和の為に努力し、熱烈なる運動を展開する人道的思想家としてコメンダドールの称号と勲章を受ける。昭和五十五年八月帰神される。



         

         
                    ☆世界人類が平和でありますように