告訴への呼びかけ







  夜  明

    −−−序文に代えて−−−

    五 井  昌 久

天地の理法に反逆して

遂ひに盲いた科学精神

阿修羅の心をうちにかくし

闇の笑顔にうごめく怪異

人類の五体を真二つに裂き

今や地球を砕こうとする


あゝ 光なき業の集団

末法とはかく云う時か

人類よ 御身等は

一度び肉体未生の昔に還へり

大智慧 大光明の息吹きをあびて

自己の本体を識らねばならぬ

光の輪であった自分たちを

無明の闇の波動の中で

キリスト・仏陀の光にふれ

私は光体の自分を発現した

貴方も貴女も君たちも

やがて本源の光を識らう

天に光の輪があるやうに

地上にも光の輪が出来よう


あゝ 断末魔にあえぐ無明の住人たちよ

あと一時刻 あと一瞬で

君たちの終末の夜明けとなる









           告訴への呼びかけ


平和への原理

 世界に平和が達成されないのは、闇黒業想念波動が人類を覆っているからであります。人間の運命というのは個人であれ人類であれ人間自身が発している業想念波動によって形成されていくのでありまして、人間以外の何ものもこれを形づくることはできません。
 善であれ悪であれ業想念波動によって世界に平和が確立することはなく、世界平和を確立していくにはこの業波動を消滅していかなければならないのです。
業想念波動の消滅と世界平和の確立、つまり人類(人間)の進化は正確に比例しているといっていいでしょう。
 ましてや現在は、人類が過去世から発しつづけてきた闇黒業想念波動が世界を覆っている状態でありまして、この闇黒業想念波動が人類を不調和な方向へ破壊的な方向へと引っ張り込もうとしております。
この闇黒業想念波動の別名を闇の勢力ともいいますが(覚者方はこれを物質性の勢力とも呼ばれております)、この闇の勢力にはハイラーキーの覚者方とは全く正反対の働きをしている闇の覚者と呼ばれている者達が存在しております。
 ハイラーキーがホワイトロッジと呼ばれているのに対して、この闇の勢力はブラックロッジと呼ばれております。またこのブラックロッジには闇の覚者と呼ばれている闇のフォースをコントロールし統治している者達がおり、東洋に6人西洋に6人存在しております。

五井先生の詩の中には、この闇の勢力の働きを示している詩がありますので、一寸抜粋してみましょう。


              (カルマ)
     今 地球を覆ふ業集団の暗黒の息吹は

     思想となり  水爆となり

     はては大天変地異をひき起さうとする

     一人一人の我欲の中に

     国と国との利害の陰に
              (カルマ)
     魔王があやつる業の波が

     急速調で烈しい渦を巻き起す

     あなたよ  あなた方よ

     人類の一人一人よ

     黙って彼等のするがままにしてゐてはいけない


     あなた方は叫ばなければいけない

     呼びつゞけなければいけない

     かうした時に必ず照り輝いてくれる救世の光明を

   
          ーーー《光の手をつなごう》よりーーー
 この詩の中にある『魔王』や『黙って彼らのするがままにしていてはいけない』と示されている箇所は闇の覚者たちのことを指していると想いますが、実に彼らの働きかけ方をよく現しております。
彼ら、闇の覚者たちはこの詩で示されている『一人一人の我欲の中に』、『国と国との利害の陰に』、『急速調で激しい渦を巻き起こす』とあるとおりに人類の業想念波動を操作することによって働くのであります。
 したがって、人類が自ら発し続けてきた闇黒業想念波動を浄化すればするほど彼らの働きは制限されていくことになり、やがて完全に封じ込めることが可能となるのです。
ですから、闇の勢力とはあくまでも人類が過去世から発し続けてきた悪想念によって出来ているものであり、人類と別々に存在しているものではないのです。
 人類が自らの業想念波動をきれいに浄化しさえすれば、闇の覚者たちは世界に悪影響を及ぼすことは出来なくなり、最終的には彼らの本来の領域であるこの惑星の物質面を支える働きに封じることが可能になるわけです。
 五井先生の御働きである祈りによる平和運動はまさにこの目的の為にあるのでありまして、世界平和の祈りに参加する人がふえればふえるほど無理なく速やかに闇の勢力を消滅させていくことができるのであります。


この世を滅ぼすもの、唯物論と邪宗教

 数年前まで世界は米ソを中心とする東西の冷戦構造のただ中にあり、世界は常に第3次世界大戦の危険と緊張の中にありました。
この、世界を支配していた2極構造は、ソ連の変化から始まる共産主義陣営の崩壊という形で消滅しさり、第3次世界大戦の危険は基本的には消え去りました。
 五井先生は御法話の中で、この世を滅ぼすものとして唯物論と邪教があると教えておられましたが、確かに唯物論が根底になっていてはどのような思想も政策も行き詰まってしまうに違いありません。
 例えば共産主義の思想自体は本来は悪いものではなく、それは分かち合いの精神が根底にあるもので、それは真のキリスト教なのです。ですから五井先生も本当の共産主義というのは素晴らしいものなのですと教えておられたようです。
 しかし、数年前まで世界の半分を支配していた共産主義というのは唯物論的でありまして、それは全体主義でありました。
それはトップにいる少数の者達が自分たちのやり方を全体に強制するものでありまして、実際にそこで行われていたのは全体からの自由や富や食料やあらゆる面での搾取でありました。それは文字どうりの恐怖政治そのものであったのです。 ですがこの唯物論的な共産主義体制の脅威も今ではほとんど消滅しさり、その代わりに台頭してきたのが唯物論的な資本主義であります。
 世界は今この唯物論的資本主義、つまり商業至上主義の脅威のなかにあります。マイトレーヤはこの市場のフォースについて悪や混乱や破局のエネルギーであり、それは我々の知っているこの文明を破滅のふちに追いやるだろうと教えておられます。
 この世界的な商業至上主義は経済的な全体主義でありまして、その中ではやはり様々な問題が起こっております。現在、世界は先進諸国にあたる約30%の人類が、世界の食糧の75%をそしてその他の資源の83%を貪欲に浪費し乱用している状態です。このような状態のなかで約70%の第3世界の人々は、世界全体の食料の25%、資源の17%で賄わなければならないのです。
 これは賄いきれるわけがありませんで、第3世界における貧困と飢餓は深刻です。実際、数秒に一人の子供が餓死している現状が繰り広げられていまして、それはまさに地獄絵に違いないでしょう。
ですから第三次世界大戦を待つまでもなくカタストロフィーはすでに起きているということになります。
 一方、先進国においては食料や資源にあふれ人々は物質的な欲望にひたりきっております。地球の反対側で数秒に一人の子供が餓死しているのにです。
このような非人道的な行為についてマイトレーヤは、『罪なき者達の大量虐殺』と呼ばれておりますが、このような想念行為は当然悪しき想念波動を産み出すことになります。それは必然的にあらゆる自然災害を生じさせる原因となってしまいますので、結果的には先進諸国の人たちにも自然災害等という形で返ってくることになるのであり、対岸の火事としてかたづけることは出来ないのです。
 また、商業主義は自然破壊においても多大な悪影響を及ぼしているのは誰もが知るところであります。
このままのペースで環境が破壊され続けたら早晩人類が住めなくなるのではと想えるほどです。 それから商業至上主義についてもう一つ付け加えたい重要なことは、資本家がこの世的な権力を握るようになってしまうということです。そこでは「マネー」=「力」という権力構造が造り上げられていってしまうものです。否、すでに強固な権力基盤が出来上がっているに違いありません。
 今まで政治的な全体主義である唯物論的共産主義、経済的な全体主義である唯物論的資本主義について簡単にみて参りましたが、世界にはもう一つ宗教的な面における全体主義である邪教の脅威があります。
 世界には何と迷信教や邪教が多いことでしょうか。宗教が原因になり争いが起こるとしたらそれはすでに宗教ではありません。
宗教の根本は神の御心を現すことにあるのでありまして、神の御心は大調和であります。ですから宗教と名の付くものが調和を乱す行為を行っていたとしたら、それはすでに宗教ではありません。これは宗教団体について本物か偽物かを見分ける一つの方法でもあります。
 また、真の宗教心の盛んな国々はあらゆる面で正しく発展するのが当然でありまして、宗教が盛んであるのに国が発展しないというのはその宗教信仰が間違っているものがあるという証拠であります。
 例えばインドなどは、本来霊的には智恵のエネルギーの中心であり、偉大な聖者方を数多く輩出しております。しかしその反面迷信や邪教もはびこっておりまして、そのような関係から一時期物質文明を否定しておりました。その為に物質文明の面で遅れをとってしまいました。
 しかし現在では、サイババ大聖等の比類なき大聖方等のお働きにより、インドはあらゆる面での改善がなされてきております。特にサイババ大聖のお膝元であるプッタパルティ等は最高の医療や教育等か無料で受けられまして、素晴らしいシステムが存在しております。
 今まで唯物論における害と邪宗教における害を述べてきましたが、この2つが世界を乱している闇黒思想を代表するものとみていいでしょう。


闇の勢力の最大の勝利とは

 ジュアル・クール覚者からの情報によれば、―――
『霊的(スピリチュアル)という言葉はいわゆる宗教的な事柄を指すものではない。人間を何らかのかたちの成長――肉体的、情緒的、知的、直感的、社会的――に向けるすべての活動は、もしそれがその人を現状からさらに向上させるものであるならば、本質的に霊的な性質のものである・・・・・』
また、ジュアル・クール覚者は宗教集団によって『霊的』という言葉が独占されるようになったことはこの惑星上の闇の勢力の最大の勝利である、と教えておられます。
 確かに霊性という言葉は、宗教の世界の中だけに閉じこめられるものではなく、政治、経済、科学、教育、芸術、武道等々あらゆる面で表現されるべきものでありまして、世界に平和が達成されるのは人類に霊性が現れた時にほかなりません。
 霊性という言葉を易しく言い替えるならば、大愛の精神ということが出来ます。つまり人類の調和と平和の為に必要な智恵や力はすべてこの大愛の精神から生まれてくるといっていいでしょう。唯物論では霊性を発揮するのにはやはり限界がありまして、人類愛に燃えて各種の運動をなされている方達もありますが、やはりその根底が唯物論的でありましてはその働きは今一つ力のないものであったり、例え大きな勢力になったとしてもどこかに偏ったところのある他と対立してしまう相対的な運動になってしまうのではないかと想われます。ですから今は多くの人類に霊性開発の方法を教育していくことが急務であるのです。
 その為には唯物論はもちろん問題外でありますが、迷信や邪宗教ではさらに悪い状態を現出してしまいます。ここに正しい宗教の必要性がでて参りまして、宗教といわなくても正しい霊的指導者の必要性があるわけです。
 古くからこの物質界は写世(うつしよ)といわれておりまして、その本当の意味は神霊界における世界の、その完成された姿を写し出す場であるからです。
これは個人では、内在しているその真我(神我)をその肉体身に現すことを意味している分けでありまして、その為に写身(うつしみ)と呼ばれているわけです。
 神界及び霊界の高い階層には、霊性の素晴らしく進化された方達が高度の科学力と高度に進化された社会システムの中で生活しているのであります。
いずれその社会の姿がこの物質界にも時間の経過と共に徐々に現出されてくることになるわけであります。これは一寸信じがたい話かも知れませんが、この事実は近い将来科学の進歩により証明されていくことになります。
 ではどのように科学的に証明されていくのか。五井先生は近い将来に霊界とをつなぐテレビが出来ると教えておられます。つまりテレビを通して霊界と通信が可能となってくるのであります。現在は一部の霊能者や霊覚者が霊界との交流をしている分けですが、それを近い将来に科学的になすことが出来るようになるわけです。ジュアル・クール覚者の情報の中にも、近い将来に霊界とをつなぐラジオが出来るという予言があります。このようなことをいうと唯物論的な科学者はきっと笑われるのではないかと想いますが、しかしあの発明王であるエジソンが霊界とをつなぐラジオを開発しようとしていたことはあまり知られていないようです。
 世界平和の祈りは個人の霊性を開発すると同時に人類の霊性を開発していく働きがあります。人類の多くに霊性開発の教えが浸透していくのを待っていたのでは時間がかかりすぎますし、その間に大きな災難にみまわれてしまいます。
ですから今は、世界平和の祈りのような個人と人類の霊性を同時に開発していくような方法が必要不可欠なのであります。
 まさに世界平和の祈りこそ今の時代にはなくてはならない祈りなのであり、そこに働く人類救世の大光明は世界の業生を祓い人類の霊性を開発していく最高の力であるのです。 




闇のフォースに取り巻かれている日本


 今までは世界における闇の勢力の働きかけを観て参りましたが、次に現在の日本ではどのような状態にあるのか観て参りましょう。
それについてまずマイトレーヤのコメントから。

《市場のフォースが日本を飲み込んだ。市場のフォースのなかに、正義はない。
マイトレーヤは言われる、『日本における市場のフォースの魂は株式市場である。
それが消滅するとき、からだ全体が崩壊するだろう。』》

 このマイトレーヤのコメントから判ることは、日本が市場のフォースに取り巻かれている状態であることが判ります。マイトレーヤは市場のフォースを悪のフォースと呼ばれておりますが、これは闇の勢力の別名といっていいでしょう。
つまり、日本が闇の勢力に取り巻かれている状態であるということを示しております。
 
 確かに、闇の勢力の媒体である商業主義市場経済は、近年日本においてバブル経済という形で爆発した感があります。今それは完全な経済の崩壊という形で終わりを迎えようとしているわけですが、それでは闇の勢力のもう一つの大きな媒体の一つである邪宗教についてはどうでしょうか。
 実はこれについても宗教的なバブルともいえる事件が、この日本において正確には日本を中心にした世界においてでありますが密かに進行していたのであります。
 実にこの事件こそこの論文における命題であるわけですが、それは白光真宏会の現会長である西園寺昌美氏により引き起こされているのであります。
この事件は偽救世主を作り上げて起こしており、実質的には革命であり法律的には内乱罪の範疇に入る事件なのではないかと想います。
 これは明らかに西園寺会長の野心から起こされており、それは五井会(日本有数の政財界の者達で構成されている五井先生の信仰者のグループであるが、この五井会は本来キリストの再臨と日本の天命の達成の為に五井先生が、つまりはハイラーキーの神々が準備していたグループと想われる)の方達を中心として、日本及び世界の政財界に働きかけて起こされていた計画のようです。
 この計画の目的が最終的には何を意図しているのか判りかねますが、しかし簡単にいうならば自分たちに都合のいい世界を作り上げようとしているにすぎないのではないでしょうか。
これはあきらかにハイラーキー(神々)の大計画に外れたものであり、人類の自由意志を侵すものであることは間違いないと考えられます。
何故なら現在西園寺会長は小さなレベルにおいてではありますが、ある犯罪行為を平然と置かし続けているのでります。それは明らかに犯罪行為であり、間違った宗教理論と政財界の権勢を持ちまして無理矢理に犯し続けている事件なのです。
 この事件を解決したくても西園寺会長の命令により司法関係のトップレベルに強い圧力がかかり警察力が機能しない状態にあるのです。そればかりか警察は積極的にこの事件に協力をしているのではないかと想えるふしもあるくらいです。
 この事件を知っている人たちは以外に多いのでありますが、これはどのような宗教的理論をもちいましても正当化することは出来ないものであります。
これから先、西園寺会長がその実権を強化拡大していったら、このような不法行為が更に拡大された違った形として社会において行われていくことになることでしょう。
五井先生の信徒の方達の中には、この西園寺会長が起こしている犯罪行為をよく知りながら西園寺会長の行為を肯定されてしまっている人達がいるのではないかと想います。
それは西園寺会長への献身から起こるまったくのグラマーなのです。おそらくその方達は神様の深い御心によって起こされているに違いないとか、神様がなさっていることだから必ず最後にはいいようにして下さるに違いないとか想われていることでしょう。
 このような考え方は全く馬鹿げておりまして、これは宗教的な生き方でも何でもありません。自らが犯罪行為を犯していながらそれを宗教理論で正当化しようとするならば、これではオーム真理教と同じことになってしまいまして邪教の範疇に入ってしまいます。五井先生が生きていらっしゃったならばこのような間違った行為は厳しく戒められたのは考えるまでもないことです。
 それから西園寺会長への信頼という点についてはもう一つ重要な点があります。それは実に五井先生のみ教えの中にあります。それは何かといいますと五井先生が霊覚者について説かれている点であります。
 五井先生のみ教えからいえば霊覚者とは完全に悟りを開かれた方であり、神と一体になった存在であると教えておりまして霊能者のように邪道に堕ちることはあり得ないとしております。ここに信徒の方達が西園寺会長にたいして絶大な信頼を抱いてしまう大きな一つの要因があるのであります。何故かといいますと五井先生は西園寺会長のことを正式に霊覚者であると紹介しているからです。
 これはいったいどういうことであるのか、ここではこの事実について詳しく説明してみることに致しましょう。


霊覚者の方程式を説く

 先ず五井先生のお役目として真理を易しく分かり易く説く役目があります。
ですから五井先生のみ教えにはかなり高度な広範な真理が易しく出来るだけ簡単に説かれております。ですから霊覚者という意味についても基本的な意味を易しく簡単に説かれているだけで、その言葉の持つより深い説明はなされていません。(勿論それについて説明を求めれば分かり易く教えて下さったことでありましょう。)
 そのような分けで霊覚者についてより深い説明をなすには、他の真理の教えから持って来なければなりません。私はこれを秘教(トランスヒマラヤ密教及び神智学)の教えを学ぶことによって得たわけです。
 とかく真理の教えを学ぶ人達というのは独善主義に陥る人達が多いようでありまして、自分は全てを理解しているのだと想いこむ人達が多いようであります。これでは知らないうちに横道にそれてしまうことになりかねません。
五井先生も教えておりますように真理を学ぶ心構えとしては常に飢え乾いていることが必要なのであり、謙虚に学ぶ姿勢が求められるのです。
それでは霊覚者についての詳しい説明にうつりましょう。
 五井先生は霊覚者については完全に悟りを開かれた神我一体の存在であると教えております。これは簡単に基本的な事柄を教えてくださっているわけでそのまま正しいのではありますが、ですが霊覚者にもいわゆるピンからキリまでありまして様々な段階があるものなのであります。
ではこれを更に詳しく説明するためにイニシエーションの過程と織り交ぜて説明して参りましょう。
 五井先生は人間の構造について簡単に肉体、幽体、霊体、神体があると教えております。俗に云われている霊能力というものはこの幽体に関わる能力のことでありまして、秘教的にいえばアストラル体に関わる能力ということになります。 霊覚というのは霊体の高位と神体以上(基本的に神体以上に関わる能力)に関わる能力でありまして、秘教的にはメンタル体の上位からコーザル体以上の能力ということになります。
 このメンタル体の上位とコーザル体のレベルというのはあくまでも霊覚と呼ばれる意識状態の範疇としては最低のレベルでありまして、霊覚というのはこの最低次元のレベルから無限に上位の次元へと続いているわけです。
 またこの霊覚の意識状態の中で真に完全な意識状態、つまり真我実現の完全な意識状態というのはコーザル体の上位の次元であるブッティ体を更に越えたアートマ体にまで意識が偏極しなければならないのです。
このアートマ体にまで意識が完全に偏極しますと、その人間が邪道に堕ちる可能性は完全に消滅しさります。ですから、この段階に進化するまで人間は邪道に堕ちる可能性を常に秘めているわけであります。
 秘教においては人間の進化の過程を5段階のイニシエーションの過程として説いておりますが、霊覚の意識レベルというのは第3イニシエーション前後から始まり第5イニシエーションにおいて完全になります。この第5イニシエーションのレベルがアートマ界に完全に偏極した意識状態であり秘教で説く覚者の状態であり、仏教的には仏あるいは如来と呼ばれる存在であるわけです。そしてその進化の過程は無限に上位へと続いていくことになります。   
 さてここで西園寺会長の進化のレベルを考察してみますると、先ず邪道に堕ちる可能性を秘めているレベルであるかどうかですが、第5段階の覚者のレベルというのは女性の肉体を持っていては受けることが出来ないのです。これはエネルギーの関係でそうなるようなのですが、人間が第5段階の覚者の悟りに入る時は常に男性の肉体を持っているときに限られるのです。これは秘教の教えで定義されているわけですが、この事実から西園寺会長が第5段階のレベルには達していないことが明らかになります。つまり西園寺会長は邪道に堕ちる可能性を秘めている意識段階にあるということが証明されたわけです。
 また、五井先生が御帰神なされる数ヶ月前に西園寺会長に言われたお話からも窺い知ることが出来ます。当時の白光誌によるとそれは確か、西園寺会長が五井先生のお見舞いに伺った時のことだと想うのですが、確か五井先生は西園寺会長をお浄めされてから、〃神々が護りに護っているね。後は自分の行いだけだね、〃というようなお話をされたと想います。
 この、〃後は自分の行いだけだね。〃と言われたというのは、五井先生の霊覚からみれば西園寺会長がまだ間違った方向に進む可能性があることを示しているものと想います。

 次に西園寺会長がどの位のレベルの意識状態にあるのかを考察して参りましょう。
これについては西園寺会長が86年からアメリカで霊的修行を行った時の瞑想体験から推察することが出来ます。
 それは何かといいますと、この瞑想体験は西園寺会長が自身の霊性開発の修行と称して毎日6時間にも及ぶ瞑想を行っていたものでありますが、その最中に宇宙をあてどもなくさまようという体験をしているらしく、事実上宇宙における孤立感を体験していたようであります。 実はこの宇宙における孤立感というのは、黒魔術師が至る悟りの状態に似ているのです。
 正統な進化のコースを歩む者が最終的に宇宙との一体感を体得するのに対して、左手の道を歩む者はその全く逆の状態である宇宙との孤立感を体験することになるのであります。
 これはおよそ人間が進化の道を歩く上で陥る最悪の状態でありまして、おそらくこれはロスト・ソール(失われた魂)の意識状態を表しているのではないかと考えられます。失われた魂というのは真我(魂)と低我(肉体人間)とをつないでいる意識の糸が切断されている状態であり、このような存在を今生で救い上げるのは不可能と云われております。
それから西園寺会長は宇宙をさまようという修行の後には、更に宇宙根源なる世界の波動に同化するという修行をしているとのことであります。そしてその結果得たのが四次元のパワーだと云うのです。
 そして四次元のパワーについて自らこのように述べております。

『この四次元のパワ−は光は今まで肉体に現れたどんな聖者もやったことが無いのだ。イエスもやったことがない釈迦もやったことがない五井先生もやったことがない、大神様もやったことがない。』とか話されておりましてその話の最後の方で『この力を使えばバタバタ人が死ぬ。』等とも話しておりました。宇宙神の奥に入り込んで四次元の光りだというのもおかしな話でありますが、ちょうどこの話にあった秘教の文献がありますので御紹介致します。−『創造の背後にあるエネルギ−は絶対に所有される事はない。誰もエネルギ−の始まりと終わりを知ることは出来ない。それを所有しようとするならば、その人は破滅するだろう。(破滅は必ずしも肉体的破壊を意味しない。脅迫観念やその他の精神異常、あるいは他のすべてを犠牲にしての極度な知性主義を強調するなど、知的または精神的平衡の喪失も意味しえる。)』−というものであります。
 この西園寺会長の話の中ではおかしな点にすぐ気付かれると想いますが、例えば「この四次元のパワーはいままで肉体に現れたどんな聖者もやったことがないのだ」とか言われております。はっきり言いまして西園寺会長は覚者ではありません。今までに肉体をもたれた覚者が何人もおられるのに、何故覚者のレベルに未だ到達していない西園寺会長がそのような仕事が出来るのでしょうか。これはまったくおかしな話です。
 また四次元というのは秘教的に云えばアストラル界のことでありまして、このアストラル界は三界の相対的な界であります。したがってこのアストラル界におけるパワーと聞いて思い浮かぶのは物質性のフォース、つまり業念力のことではないかと考えられます。また黒魔術師が操作するのはこの物質性のフォースでありまして、それは業念力なのです。
 しかし、西園寺会長がこの修行時に体得した事柄が本当に黒魔術師の悟りの段階であるかどうかは覚者にでも聞かなければ判断することが出来ないのが実際ですが、ですが西園寺会長が社会の裏側で起こしめている事件(それは目に見えない事柄も含みます)を考えるとき、すべてが氷解していくのではないかと考えています。
 以上のように第五イニシエーションにまで達していない霊覚者というのは堕ちえる可能性があるわけですが、しかし霊覚者が邪道に落ち込むというのはよっぽどのことがないと難しいのではないかと想います。
 五井先生と西園寺会長のつながりを考える時、確かに信じたくない事件ではあります。ですが五井先生のお役目を考えたときにその後をつぐというのがどれだけ大変なことかが分かります。それはあきらかに闇の勢力からの大変な攻撃が加えられたことでありましょう。だいたい五井先生のお役目をそのままつぐなどということが出来るわけがありませんので、おそらく何等かの新しい仕事がハイラーキーから西園寺会長に託されたのではないかと推察されます。


五井先生の御帰神とマイトレーヤの出現

 これは全くの私見になるわけですが、その新しい仕事というのはロンドンに再臨を果たされているキリスト・マイトレーヤの情報を報せることではなかったのではないでしょうか。
 何故このようなことを申すかといいますと、現在キリストの再臨を伝えているメッセンジャーはロンドンに在住されているベンジャミン・クレームさんお一人でありますが、クレームさんの師である覚者からの情報によりますと本来は他にも4人のメッセンジャーがいるとのことなのです。
 これらのメッセンジャーはこの惑星の五大霊センターにそれぞれ一人ずつおられ、それはロンドン・ジュネーブ・ニューヨーク・ダージリン・東京です。
この中でロンドンはクレームさんで云うまでもありませんが、他の4人のメッセンジャーはその機能を果たしていないとのことです。
 先ずニューヨークとジュネーブにいる弟子はロンドンに再臨されているキリストの話を知っているようなのですがそれを信じていないとのことです。またダージリンにいる弟子は未だぐっすり眠っている状態であるとのことです。問題は東京にいる弟子で、86年当時の情報では『その人は女性であり積極的に活動はしているがマイトレーヤとか世界大師とかの話とは全然違う方向で働いている』と云われていました。
 私がこの情報を始めて知ったとき(90年の初期ですが)、これは西園寺会長のことではないかと直感的に想ったものでしたが、しかしそれから数年は探求するすべもなくあまり関心を持つこともなく過ぎました。ですが95年にクレームさんの師である覚者から新たな情報が発表されたときに、あの当時に持った直感は確信へと変わりました。
それは次のようなものです。
『ニューヨーク、ジュネーブ、ダージリンにいる弟子はあまり変化はみられないが、東京にいる弟子は自分がマイトレーヤであると想っている』
『東京にいる弟子は活動はしているが非常にグラマーの強い人で自分がマイトレーヤだと思いこんでいる』とのことです。
 西園寺会長が自身のことをマイトレーヤであると想っているかどうかは分かりませんが、ただ一つ確かに分かることは、自分が大救世主であると思い込んでいるという事実であります。これについて西園寺会長が自分をマイトレーヤと同等かあるいはそれ以上の存在であると思い込んでいるのは間違いありません。
それは西園寺会長が信者に話している事柄からも如実に分かります。

『私はこの世に肉体を持ったどんな聖者もやったことがないことをやるのだ、イエスもやったことがない、釈迦もやったことがない、五井先生もやったことがない、大神様もやったことがない・・・』
この様なことを云えるのは、全くの詐欺師か大変なグラマーに陥っている者の言葉でありまして、正しい道を歩いているイニシエートには云える言葉ではありません。
 次に85年位だと想いますが、西園寺会長が信者に後7年後に神霊の物質化現象が起こると発言しております。この神霊の物質化現象というのは五井先生の説いておられたことで、これは秘教的に云えばキリストと覚者方の再臨のことに他なりません。これにおいて『後7年後』と期間を限定しているのは全く馬鹿げておりますが、しかし神霊の物質化現象即ち覚者方の再臨について言及しているということは、そこにマイトレーヤと覚者方の再臨のことについてハイラーキーの覚者と何等かの交流があったのではと考えられるわけです。この当時は西園寺会長の口からは未だ先に紹介したような大それた言葉は出されておらず、おそらくハイラーキーの覚者と何等かの接触が保たれていたのではないかと想います。
 加えて西園寺会長は五井先生御帰神の直後に信者達に驚くべき意味のことを話しております。
それは何かといいますと、西園寺会長によれば、79年にロンドンに行ったときに神様と交流があり、神様から五井先生のお命はもうないと告げられたというのです。
 ここで西園寺会長が述べているロンドンにおける神様とはマイトレーヤのことではないのでしょうか。確かにマイトレーヤの出現と五井先生の御帰神には関連があるように想われます。先ず五井先生のお役目の一つとしてキリストの再臨の為に準備をすることがあります。本来五井先生は2000年頃まで生きておられるはずでありましたが、しかしその予定が早まり20年も早い1980年に御帰神をされてしまいました。マイトレーヤがロンドンに入られたのはその3年前の77年ですから、もしかしたら五井先生の御帰神に合わせたのかもしれません。
 更に五井先生御帰神直後の西園寺会長の話によれば、5年前に宇宙天使(宇宙人)から五井先生のお命はもうないと告げられていたといいます。5年前というと75年、それから2年後の77年にマイトレーヤがロンドンに出現され、それから3年後の80年に五井先生が御帰神をされることになります。
 この様に五井先生の御帰神とマイトレーヤの出現とは関連しあっている可能性がありまして、はたせるかな、五井先生御帰神2年後の1982年にはマイトレーヤの大宣言への本格的なアプローチが開始されることになるわけです。




堕ちたグル


 この様な分けで西園寺会長は、五井先生の御帰神の後にマイトレーヤの再臨を報せる為の仕事を、ハイラーキーの覚者から要請されていたのではないかと推察することができるわけです。
 もしもこの推測が正しかった場合に云えることなのですが、この場合西園寺会長は覚者からの要請を断り自らの野心を成就させるために画策していたことになります。
西園寺会長が東京に存在しているメッゼンジャーであったかどうかは現段階では推測の域を出ることはありません。しかしハイラーキーの霊導から外れきり、自らの野心的路線を進んでいたことは間違いないと想われます。
それでは西園寺会長の抱いていた野心とはいったい何だったのでしょうか。それについて推測する前に、唯一重要なポイントとして指摘しておきたいのですが、霊的指導者が堕ちているときというのはエネルギーが上昇ではなく下降しているのです。したがって下部の望ましからざるチャクラを必然的に活性化させてしまうのです。
 それは人間の性質の中にあるものをすべて強化してしまいます。その場合善なるものより低級、邪悪なるものの方が強化されやすいのです。例えばメンタル体では野心の方がきわめて目覚めさせられやすく、間もなくそれは信じられないくらい途方もなく膨れ上がってしまいます。それと共に知力を強化する場合があり、同時にそれは通常の人間には想像も出来ないような悪魔的、変態的な驕慢さをもたらしてしまいます。
 この様な状態になってしまうのは、人間の意志力ではどうすることも出来ないエネルギーの力によるものであり、抵抗しようとしても抵抗しえないものであるのです。
 ここで指摘した秘教的見解は西園寺会長の言行を詳しく検討した場合に非常によく当てはまってくるものと想います。
 しかし、一番の問題点はこの様に邪道へと落ち込んでしまった西園寺会長に対して、多くの政財界の者達が多大な信を抱いているということにあります。
これなくして西園寺会長は、自らの野心を展開させていくことは出来ないからです。
 では西園寺会長が抱いていた野心的計画とは何か。
これは根本から考えてみると、つまりエネルギーの次元からいえば先に指摘したような状態だと考えられますので、当然世界で一番偉大な存在であるかのような錯覚に陥っているはずで、それは西園寺会長の今まで紹介してきた言行からも判断出来ます。また、現在社会の裏側で起こしめている事件からも判断することができます。
 加えて、西園寺会長が本当に東京にいるメッセンジャーであった場合『自分がマイトレーヤである』と思い込んでいるという一節は、これを証明するのにあまりあるものがあります。
これは私見になりますが、クレームさんの師である覚者が『自分がマイトレーヤであると思い込んでいる』という情報をくださったのには、更に深い意味が込められているように想います。
それはマイトレーヤが置かれいている立場です。
 マイトレーヤはキリスト(世界大師)としての役職があり、それは宇宙神の代理者としてこの世界を治めていく中心者であります。他にもマイトレーヤクラスの偉大な大聖方はおられますが中心者はマイトレーヤしかおりません。
実にこの中心者としての立場こそ、西園寺会長が錯覚し執着しているものそのものなのではないでしょうか。覚者はこれを伝える為に『自分をマイトレーヤであると思い込んでいる』という表現の仕方をしたのではないかと考えられます。
 と云うのは、私個人としては西園寺会長が『自分をマイトレーヤである』と考えることはないと想っているからなのです。確かに西園寺会長は自分を大救世主であると思い込んでいることは間違いありませんが、しかし、自らをマイトレーヤであると思い込むことは考えられません。おそらくマイトレーヤと同等クラスかそれ以上の存在であると思い込んでいるはずです。何故なら西園寺会長が自分をマイトレーヤであると示すのには非常な無理が生じてしまうからです。
 五井先生のみ教えにおいては、マイトレーヤという神霊は西園寺会長とは別の存在として明確に示してあり、自らをマイトレーヤだとして示すことは事実上不可能だからです。
 また、五井先生のみ教えには神権政治というものが現れると教えてあり、その中心者となる存在も西園寺会長とは別の存在として明確に示されているわけで、結局自分を中心者として宣言することは出来ないわけです。
では、西園寺会長としてはどうすればいいかなのですが、西園寺会長が中心者としての立場を得るためには、五井先生が常々説いておられた神権政治の中心者を憑依するという形でその立場を乗っ取ることしか出来ないのではないでしょうか。 しかし、西園寺会長のレベルから考えれば神権政治の中心者が誰であるかは判らないはずです。ですから残った方法としては、そのような存在をでっち上げることしか出来ないわけですが、そしてまさに、これこそが現在までに西園寺会長が世界的に起こしめてきた事件と密接に関係しているわけなのです。
 つまり、ここで偽マイトレーヤが誕生することになり、合わせて偽マイトレーヤのグループが誕生することになるわけです。
この様な偽マイトレーヤの肉体を憑依し占拠することにより、西園寺会長は容易に中心者としての立場を得ていくことが可能になるわけですが、しかし、どうも自らがでっち上げた偽マイトレーヤの肉体を憑依することが出来ずに四苦八苦しているように想われます。
 ここが面白いところなのですが、何故西園寺会長は憑依することが出来ないような肉体を選ばなければならなかったのか。これについてはおそらく五井先生が御生前に何かその青年についてお話をされていたからではないかと考えられまして、西園寺会長としては選ばざるおえなかったのではないでしょうか。
 また、この様な関係から五井会などの力を利用できるので、西園寺会長としては偽マイトレーヤのグループを形成するのに非常に都合がよかったのかもしれません。いずれにしてもこれは、アンチ・キリストの働きをしてしまっているグループでありまして、これから世界に公に出現されようとするキリストと覚者方に対抗するものでしかありません。
 本来、五井先生の下に形成された五井会というのは、このキリスト・マイトレーヤの再臨をスムーズに実現するために神々の働きによって出来たのではないかと想われますので、現在それとは全く反対の働きをなしてしまっているのは大変悲しいことです。
 五井会及び世界の政財界の皆様には、五井先生やサイババ大聖等の本物の神の化身と西園寺会長をよく較べていただき、早く西園寺会長の間違いに気付いて頂きたいものです。どのような神秘力をふるっていても、それが愛と真から外れていればその人は偽物なのです。いつの時代にもこれに例外はあり得ません。


キリストの再臨とアンチ・キリスト

 この様な力のある偽救世主グループが存在することによって生じる一番の問題は、本物の救世主の出現を妨害されてしまうということです。
特に西園寺会長にとってロンドンに再臨を果たされているマイトレーヤが有名になることは致命傷になりかねません。その為に、最大限の妨害を企ててくるのではないかと考えられます。
 実際に、アメリカのあるテレビ局では、数年前からマイトレーヤのテレビインタビューを予定しているようなのでありますが、何故かインタビューは延び延びになっているようであり、未だに目途がたたないままのようです。
 あの世界的に有名なニュース番組であるCNNにおいては、数年前にマイトレーヤのテレビインタビューを収録しているにも関わらず、何故か放映はされずに倉庫で埃をかぶってしまっているとのことです。しかもそれは、4,5時間にも及ぶロングインタビューであったにも関わらずにです。
 これはあきらかに、何等かの力のあるグループからの圧力が加えられているのではないかと推測ができます。そうだとするならば、これは間違いなく資本家のグループではないでしょうか。何故なら、メディアをコントロール出来るのは資本家以外には考えられませんから。
ここに西園寺会長が組織している偽マイトレーヤのグループが浮かび上がってくるのです。
 この偽マイトレーヤのグループは、日本の政財界だけではなくて世界のトップクラスの財界関係者が集まって出来ているグループのようなのです。
これだけ巨大な裏組織をよくも造り上げたものだと想いますが、しかし大資本家クラスの人達というのは、神様とはいわずとも何か神秘的なものを信じている人達が多いのではないでしょうか。
 世界のトップクラスの資本家といえば、ユダヤ財閥が有名ですが、彼らにしてもユダヤ教がその根底にあるのでありまして、やはり宗教心があるのです。
五井先生は教えておられたようですが、『大資本家になるような人達というのは、過去世においてかなりの程度宗教の修行を積んできており、悟りの一歩手前までいった人達である。そして、宗教だけでは世の中は救えないと思い込んで再び生まれ変わってくると、過去世で積んだその宗教修行の徳を持って大資本家になる』と。
 ですから、小さいときからお寺で修行を積んでいるいわゆる高僧と呼ばれている人達よりも、例えば、故・松下幸之助さん等の方が真理について詳しかったりすることも往々にしてあるのです。
ここで一寸注意しておきますが、五井先生が悟りの一歩手前と教えておられるその悟りというのは、秘教で教える第2イニシエーションクラスの悟りであると推察出来ますので誤解のないようにお願い致します。
 この様に、大資本家と呼ばれるような人達というのは、深い宗教心を本来持っている人が多いものなのですが、この為に、財界などには宗教家や霊的指導者と呼ばれている人達がつけいる隙が多分に出来てしまうのです。
この様な理由から、西園寺会長クラスの神秘力(黒魔術ですが)があれば、世界の政財界の者達を独自の神様理論(宗教理論)でとりこにしていくのにはさほど時間はかからないものと想われます。

 今、世の中で一番力のあるものはいったい何でしょうか。それはマネーに他ならないでしょう。このマネーという最大の武器を大量に有している大資本家達は、やはり世界で最大の影響力を持っている者達といってもいいでしょう。
ですから、彼らが正道に気付いてくだされば、世界平和へのプロセスはかなり容易になっていくのではないかと考えています。
 現在までは、偽マイトレーヤグループが形成されてしまうほどに、邪悪な宗教家の影響を受けてしまっているのが現状ですが、そろそろ悪魔の使いと神様の使いの見分けが出来てもいい頃なのではないでしょうか。
 神道の教えの中には、この様な大資本家達が一旦は間違った方向へと行ってしまうが、時の経過と共に正道につまり正しい神様の道に気付くようになると教えておりまして、尚かつ神道の神示によればこの様なプロセスは世界平和には欠くべからざる重要事項として示されております。
 この様なわけで、私個人としては今現在世界の大資本家達が、闇の勢力の側についてしまっていることについてはあまり心配をしておりません。
いずれ神道の神示に示されている通りに、正道に気付くようになるのは必然で、時期が来れば彼らは世界平和の為に大変大きな貢献をなしていくことになることでしょう。
 但しそれは、「マイトレーヤのテレビインタビューの件」を除いてはのことです。
先程も説明しましたように(これはあくまでも私見であり推測に他なりませんが)、西園寺会長が組織している偽マイトレーヤのグループがマイトレーヤのテレビインタビューを妨害している可能性がありまして、それは世界にとっての大変大きなマイナス行為となるからです。
 何故ならマイトレーヤがテレビインタビューを急いでおられるのには、それなりの理由があるからです。それは目前に差し迫っている資本主義経済の崩壊です。資本主義の経済システムが崩壊すれば、世界は大恐慌へと突入していくのは必然であり、大きな被害を被ることは免れないでありましょう。
 この為、マイトレーヤはテレビを通して、この目前に差し迫っている資本主義経済の崩壊における被害を最小限にするために、人々にメッセージを送ろうとされているのです。
このメッセージに人類が、一般大衆だけではなく各国の政府関係者や経済界及びメディア等が良い反応を示してくださるのならば、これから人類が越えていかなければならない大峠もかなり混乱少なく乗り越えてゆくことが出来ることでしょう。
 この為にマイトレーヤのテレビインタビューは急がなければならないのであり、これを妨害するということは、世界に害を与えていることと同じであることを知るべきなのです。経済崩壊が起きてしまってからでは、被害を最小限に食い止めることは不可能ですから、マイトレーヤのテレビインタビューの妨害は今すぐに止めるべきなのです。もしも、止めないのであるならば世界は大きな被害を被ることを免れません。いったいその後にこれらのグループはその責任をどう償うというのでしょうか。勿論、被害は世界全体に及ぶのであり、あなた方資本家達の権力も崩壊してしまうことでしょう。ですから経済が崩壊してからでは、償う術も無くなり、後で取り返しのつかないことになるのではないですか。      繰り返しになりますが私は個人的に、マイトレーヤのテレビインタビューが妨害されている背後には、西園寺会長の働きかけがあるものと考えております。
それは直接的にかあるいは間接的にかは判りませんが、西園寺会長がその背後でその指揮棒を揮っているのは間違いないのではないかと推測しています。
 だいたいマイトレーヤのテレビインタビューに圧力をかけ妨害するといっても、世界の政財界関係の方達にはロンドンに存在されているマイトレーヤが本物であるかどうかを識別することは出来ません。ですからロンドンに存在されているマイトレーヤ関係からどのような情報が流れていてもあまり興味を持つこともなくましてや危機感など感じるわけがありません。 その方達が、そのような情報を聞いてもたぶん「あー、また自称キリストか」とか「またどこぞの救世主が一人現れたな」とかくらいにしか想うことはなく関心を持つことはないと想います。ですからその方達だけでマイトレーヤのテレビインタビューを妨害するということは考えられません。
ここに西園寺会長の存在が浮上してくるわけで、この巨大裏組織の中で唯一ロンドンに存在されているマイトレーヤが本物かどうかを知っている者であるからです。 

ですからこれが真実であった場合、何故西園寺会長がマイトレーヤのテレビインタビューを妨害しようとしているかなのですが、これは簡単にいってしまえば自らが偽物であるからに他なりません。ですからマイトレーヤがテレビ等のメディアを通して知名度を上げていく、つまり有名になっていくのは、西園寺会長にとっては自らが消滅してしまうことに他ならないからです。 しかし、この様な西園寺会長の行動は、逆からいえばロンドンに出現されているマイトレーヤが本物であることを証明していることになります。
何故なら世界には、自称マイトレーヤ、自称キリスト、自称救世主が山ほどいるのでありまして、それぞれが政財界やメディア等に働きかけまして、自らの勢力を拡大しようとしているわけです。そんな中にあって、何故西園寺会長はロンドンに出現されているマイトレーヤを恐れるのでしょうか。何故、ロンドンに出現されているマイトレーヤのテレビインタビューだけを執拗に妨害しようとするのでしょうか。それは正に、西園寺会長自身がロンドンに出現されているマイトレーヤを、本物の大救世主であると認識し恐れているからに他ならないのです。
 光が射せば闇が消え去るのと同様に、本物のマイトレーヤの出現は西園寺会長が築いてきた自らの存在基盤を崩壊させてしまうことに他なりませんから。
 また、西園寺会長にはロンドンに再臨されているマイトレーヤの情報を報せるメッセンジャーの一人ではないかとの疑いもあります。ですからこれが真実であった場合自らの汚職が表面化してしまうことになりますから、当然必死に妨害工作をなすことでしょう。
 そういえば、日本のメディアがロンドンに再臨されているマイトレーヤの情報にあまりにも反応しようとしないのは、この日本が偽マイトレーヤグループのお膝元であることと関係しているのではないでしょうか。
 それどころかある雑誌などは、ナイロビに出現された時のマイトレーヤの写真をアンチ・キリストの写真として紹介していたところもあるくらいなのですから。
これは明らかに有言か無言かは知りませんが、メディアに対して大変な圧力が加えられている証拠ではないでしょうか。
この様な訳で、偽マイトレーヤのグループが存在しているために、本当の救世主が出現できない状態なのです。
したがってこれを打破する為に、偽マイトレーヤのグループを何等かの方法で消滅させなければならないのです。
 一番いい方法は、偽マイトレーヤグループを構成している政財界の方たちに正道に、本当の神の道に気付いていただくことなのですが、ですがこれは非常に可能性が少なさそうです。
 何故なら、西園寺会長のカルト的マインドコントロールを除外して考えても、マイトレーヤの人類への呼びかけは、先進諸国の富を独占している資本家の方たちには耳障りなものでしかないからです。


自由主義市場経済と分かち合いの経済

 マイトレーヤは現在世界を支配している市場経済のシステムは、終わらなければならないと教えてくださっております。
そしてそれに代わる経済システムとして分かち合いの経済、世界資源の再分配による経済システムを教えてくださっております。
参考資料によると
『世界の資源―――殆ど今日先進国によって横領され(そして浪費され)ている食料・原料・エネルギー・テクノロジーの専門知識――の再分配を通して分かち合いの原則を受け入れることをマイトレーヤは呼びかける。
 我々が分かち合いの原則を受け入れる時(各国の政府は世界世論によってそれを強いられるだろう)、各国は必要分以外の余剰を世界への信託として移管することを要請される。各国はその資源と必要の明細目録を作ることを要請される。
これらの統計はコンピューターに入れられ、この目的の為に設置される国際連合の機関が、この情報に基づいて世界資源の合理的な再配分の計画を作る。
この様にして先進国と後進国との間によりよいバランスが達成される。
再配分のプログラムは、実施するのに2〜3年かかると見積もられている。
この企画の為の計画と青写真は高度なイニシエート達――相当な業績を持つ経済学者、金融財界人、産業人――によって、すでにかなり以前に作られており、その実施を求める人類の要請を待つのみである。高度に複雑な物々交換の形態が今日の経済システムにとってかわるだろう。
起こらなければならない変化の為に、地位や権力を失うことを恐れる社会の特権階級のメンバーからの反対があることは疑いないだろう。しかし変化への要求が圧倒的に明白になり、彼らはその勢いを制止するのにますます困難を感じるだろう。』

これは現在、自由主義市場経済をリードしている世界の資本家の方たちにはなかなか受け入れ難いシステムでありましょう。確かにそれは現段階では無理もないことなのかも知れません。
 しかし世界資源の再分配に同意は出来ないにしても、その部分的な適用により、今第3世界において起きている飢餓というカタストロフィーに終止符を打つことには同意をしていただきたいものです。
 今第3世界では、1日に3万から5万人の子供が飢餓で死亡している状態でありますから、この飢餓の終焉に関する問題は、本来世界における最重要かつ緊急を要する問題であるはずなのです。
もしも世界をリードしている政財界の方々が中心になり、飢餓の終焉に本腰を入れ、何等かの飢餓救済システムを作るのならば、明日にでも第3世界において子供達が餓死するという問題に終止符がうたれることでありましょう。
 何故なら、先進諸国には食料を世界中に平等に分配しても、世界中の一人一人に尚も10%の余剰分が出来るほどに食料が有り余っているのでありまして、倉庫ではそれらの食料が腐り捨て去られているのですから。
ですから、先進諸国における食料の余剰分を飢餓地帯に配分するだけで、飢餓に終止符をうつことは可能なのです。これはただやらないだけであって、やろうと想えば明日にでも解決可能な問題なのですから、是が非にでも世界の政財界のリーダーの方たちに立ち上がって頂きたいのです。

 本来経済というものは、万民の幸せの為にあるのでありまして、少数の人々や少数の国々が特権階級的な贅沢を享受する社会を築く為にあるのではありません。
経済において一番大事なものは、金銭でも物でもありません。経済において一番大事なものそれは人間なのです。
 ですから現今の経済システムがいたずらに人間の欲望を煽ってしまい、一番大事な存在である人間をなおざりにして、金銭や物を得るために血道をあげさせてしまうならば、そんなシステムはいらないのです。
 この様な経済学の根本に考えを置くときに、マイトレーヤの提唱しておられる分かち合いの経済がいかにすぐれているかが分かります。
分かち合いの経済の適用なくして、経済的カタストロフィーを回避する術はなく、世界資源の再分配のシステムが実施されない以上、世界に正義と平和を確立する土台を築くことは出来ません。
これは各自一人一人がよく考えてみるべき重大問題であると想われます。



 何れにしても、世界が今まで通りに商業主義至上経済を唯一のものとしていくのならば、マイトレーヤが予報されているように世界は大恐慌へと突入していくことになることでしょう。
 ですから結局、マイトレーヤが提唱されている分かち合いの経済というものは、遅かれ早かれ実現するものでありまして、そこまで辿り着くのにどれだけのダメージを受けることになるかということなのです。
これは別の言い方をすれば、生命の法則(宇宙の法則でもいいし、神の御心でもいい)に合致するまでの過程であるということが出来ます。
 経済において分かち合いは聖なることであり、それは神の御心そのままでありますから、何れはこの地球上において分かち合いの経済が確立されることになります。
しかし、すんなりそれをさせないのが、人間の欲望であり業想念なのです。いわゆるカルマの働きなのです。
ですから、形として分かち合いの経済を説くのは勿論大事なことなのですが、しかしそれにも増して更に重要なことは、この人間の意識に潜在している業想念波動というものを浄化していくことなのです。
 本来、人間の真我には分離感は存在しませんから、人類の霊性が開けてくれば、自ずと人類の一体感が具象化されてくることになり、そこに経済における分かち合いが確立されていくことになることでしょう。
ですから根本は、人類の一人一人の霊性の開発にあるのでありまして、世界平和の祈りの運動は実にこの為に生まれているのであります。
 世界平和の祈りにより、人類に蓄積されている業想念波動を祓い浄めることにより、人類の霊性が開かれていくのです。
そこに分かち合いの経済システムも障りなく生まれ出てくることになることでしょう。
 しかし、現在の祈りによる平和運動は、西園寺会長の極度の脱線により、その働きを大きく妨げられてしまっております。まして世界経済は崩壊の一歩手前まできてしまっております。
 この経済崩壊による世界の悲劇を、最小限に留める為の方法は、現在では一つしか残されていないのではないかと想います。
それが今まで何度も話しているようにマイトレーヤの呼びかけを、テレビを通してメディアを通して、世界へ浸透させていくことです。
これによって世界に、経済崩壊における被害を最小限に留める為の準備をさせるのです。
また、このマイトレーヤの呼びかけによって、経済崩壊自体を回避することが出来るのであればベストでしょう。
 この為にこそ、マイトレーヤのテレビインタビューを妨害することは重大な誤りであり、これ以外に経済崩壊の被害を最小限に抑える方法は有り得ないと想われます。


2つのガン細胞

 世界を滅ぼすものである商業主義至上経済と邪教、そしてその2つが手を結んで出来た偽救世主グループ。
いずれも人類の潜在意識層にわだかまっている闇黒業想念波動によって存在しているものでありまして、この二つは代表的存在と云えるでしょう。
 商業主義至上経済は人類世界を食い荒らしている 八岐大蛇 (ヤマタノオロチ)でありまして、邪宗教もまた然りです。
この二つはアンチ・キリストのエネルギーによって動いているのであり、その中心に存在している西園寺会長はさしずめアンチ・キリストの化身とも云えるのではないでしょうか。
 ですから、西園寺会長がマイトレーヤに敵対しようとするのは必然的なことなのでありますが、しかしこれをこのまま放置するわけにはゆきません。
 偽救世主グループがあくまでもその考えを変えないと云うのであれば、それ相応の措置を執らなければなりません。でなければ西園寺会長はあらゆる手段をもってマイトレーヤの出現を阻止してくることになり、マイトレーヤのテレビインタビューもこのまま実現しないのではないかと考えられます。
このままでは、第3世界で餓死している人達を救うことが出来ません。
 マイトレーヤのテレビインタビューが実現するならば、第3世界で一日に3万から5万人の餓死している人達を救うための突破口を開き救助するための大変大きな流れを世界に創り出すことが出来ることでしょう。
またマイトレーヤのテレビインタビューが実現しなければ、人類がこれから通らなければならない経済崩壊という大峠は、かなり厳しいものとならざるおえないでしょう。
 それではいったいどうすればいいのでしょうか。それについて方法が一つだけあります。
それは告発あるいは告訴に持ち込むことです。
西園寺会長は社会においてかなり無理な行動をとり続けておりますので、西園寺会長とその取り巻き達を告発あるいは告訴することにより、この偽救世主グループは想ったより簡単に崩れ去っていくことでしょう。
 これは実に一番簡単で確実な方法なのですが、同時に一番難しく危険な方法であるとも云えるのです。何故簡単かといいますと、西園寺会長とその取り巻き達への告発あるいは告訴が実現すれば、必ず有罪となるからです。そして、その有罪となる者達というのは、政財界や官僚の大物達でありまして、そのカルト的なセンセーショナルな内容から必ずマスコミに火がつきます。それも世界的にです。マスコミにとっては最高の商売のネタとなることでしょうから。これだけでも偽救世主グループにとっては大変大きなダメージであり、再起不能となることでしょう。
 しかし同時に、この事件は告発あるいは告訴に持っていくまでが非常に難しいのです。
何故なら告訴に同意する人が皆無といってもいいからです。信じられないことですが、警察は官僚のトップレベルから押さえられてしまい機能しません。
マスコミもそのトップレベルから押さえられてしまい機能しません。
一般大衆もまた同じであると云えます。
 唯一、この告発あるいは告訴の呼びかけに反応するグループがあるとすれば、それは、マイトレーヤの再臨の為に働いてきたグループでしょう。彼らにとっては、長年の間念願であったマイトレーヤの公への出現が、テレビインタビューという形で実現する一歩手前にまで来ているからです。
ですからマイトレーヤのテレビインタビューを、西園寺会長が組織しているグループが妨害しつづけていることを知るならば、この告発あるいは告訴に協力をしてくれる可能性があります。その数も世界に何千人といますのでかなり強力な勢力になるかも知れません。
(注意…・・このグループについては問題があります。それは日本のグループでありますが、おそらく西園寺会長が電話でおこしている事件に関係しているものと思われます。それについてはいずれ調査が行なわれ正式に刑事と民事の裁判を通して解決して行くことになることでしょう。また、このグループは自分達で何らかの自浄作用をおこすべきであります。このためこのアイデアは海外のグループにおいて検討するべきであります。【2003/2】)
 しかも、マイトレーヤのテレビインタビューを待っているのは、このグループだけではなくて、他にも幾つかのグループが存在するようなのです。ですから、この方達も告発あるいは告訴に協力をしてくださるかもしれないのです。
 しかし、この時に問題になるのが、見えない力による危険性です。
その見えない力というのは黒魔術のことで、これが、この告発と告訴という最も簡単で有効な方法に同時に潜んでいる最も危険な側面なのです。
今まで説明して来ましたように、偽救世主グループの背後に存在しているのは、闇の勢力です。このグループを消滅させようとするのですから、それだけの危険性を覚悟しなければなりません。
つまり、この告訴の件が現実味をおびてくると同時に、否、その芽の段階から、その告発や告訴に関係するグループの中で、不幸や事故が相次ぐことになるかも知れません。そのような事態に陥る危険性は充分すぎる程あるのです。この点についてはいくら強調してもしすぎることはないといってもいいでしょう。
ですから、そのような危険性について充分認識した上で、この告発と告訴については考えて頂きたいのです。

 
 マイトレーヤはそのメッセージの中で、『日本における市場のフォースの魂は株式市場である。それが消滅するとき、体全体が崩壊するだろう。』と教えて下さっております。
現在の東京株式市場が崩壊の一歩手前まで来ていることは、少数の有識者の予測しているところですが、実際に日本の政府は多額の金額を注ぎ込みつづけ、株式市場を支え続けております。
これは、この様にして支え続けなければ、株価が大暴落をおこし、株式市場が崩壊してしまうからにほかなりません。
 しかし、この様な努力にもかかわらず(信頼できる情報源によれば)、ハイラーキーの覚者方の観点からはすでに東京市場は崩壊しているのであり、ただそれが具象化していないだけであるとのことです。
ですから、後は時間の問題だけであるというところでしょうか。
 
 この様な経済における姿は、西園寺会長が起こしている事件に非常によく似ているのでありまして、経済と同じく西園寺会長も崩壊の一歩手前まできていると考えていいでしょう。
 株式市場も西園寺昌美も共にバブルでありまして、一方は皆さんよくご存じのように経済的なバブル、そしてもう一方は宗教的なバブルとも云えるものです。しかも政府レベルの援助により、現在も何とか持ちこたえているさままでうり二つであります。
 これは姿、形こそ違え、その本当の存在基盤である根底に存在しているエネルギー的本質が、同一のものであることをよく物語っております。
そのどちらもその存在を成り立たしめているのは闇黒業想念波動であり、それは、人類の破壊的及び否定的な想念エネルギーの集積に他なりません。
これらの業想念波動が満ちてくると、それは法則的に自ら崩れ去り消滅するように出来ているのです。
 今回起きようとしている資本主義経済の消滅は、正にそれでありまして、闇黒業想念波動の自壊作用そのものであり、人類業生の大きな消えてゆく姿に他ならないのです。
そしてそれは、西園寺会長が引き起こしている偽救世主事件にも当てはまるものであります。
 ですから資本主義経済の魂が株式市場であるならば、偽救世主事件の魂は西園寺会長でありましょう。
このいずれもが、魂としての存在が消滅するときに、その体全体が消滅することになることでしょう。

サイババ大聖も次のような意味のことを説かれております。

『この惑星には癌細胞が出来ている。だから、この癌細胞の除去手術を行わなければならないのだ』と。

今私達は、この惑星の癌細胞消滅を目撃しようとしているのであり、それが告発あるいは告訴という形で達成されるのならば、これに勝る方法はないのではないでしょうか。


97年12月31日大掃除の日に
                         新しい時代の為に記す







     ーー 光 の 手 を つ な ご う ーー




     人の世に嘆きがみち

     世界が我欲で暗黒になり

     争いの波で人類が崩れそうな時

     必ず輝く光が生まれてくる

     その光が仏陀と云われキリストと云われ救世主と云われた

     光は光を生み
 
     智慧を生み力を生み出し

     法の世界の闇を照らしつづけてゐる


     今 地球を覆ふ業集団の暗黒の息吹は

     思想となり  水爆となり

     はては大天変地異をひき起さうとする

     一人一人の我欲の中に

     国と国との利害の陰に

     魔王があやつる業の波が

     急速調で烈しい渦を巻き起す

     あなたよ  あなた方よ

     人類の一人一人よ

     黙って彼等のするがままにしてゐてはいけない


     あなた方は叫ばなければいけない

     呼びつゞけなければいけない

     かうした時に必ず照り輝いてくれる救世の光明を

     それは星の世界からの救援の光明か

     大愛絶対者の守護の大光線か


     あなたの背後にも天使がゐる

     あなたのうちにも光がある

     背後の天使と手をつなぎ

     うちなる光を発光させ

     大きく十字につながって

     大光明を地球の上に輝かせなければいけない

     白鳥の様に舞い降り舞い昇る

     光の天使たちが

     やがては天地を光の階段でつなぎ

     紫金に輝く大光明を

     御身等の中心に迎へようとしているのだ

     あなたよ  あなた方よ

     人類の一人一人よ

     地上に業の波が絶え

     天が真直ぐ地に写る日を

     みんなの光で一日も早く呼び寄せなければいけない



                  ーーー《五井昌久先生詩集より》ーーー


       
         ☆世界人類が平和でありますように