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30分以上経ってからようやく診察になる。
もうあんまり記憶も定かじゃないが、とりあえず思いつく限りの状況と症状を医師に伝える。
痛みが腹部全体に広がっていて、吐き気を伴う。
で、吐く。
過去に知り合いの業者さんがストレス性の消化管出血で入院したことが記憶の隅にあって、自分もそうじゃないか?(一番妥当な推測だ)という思いがある。ストレスだよ、と言いたい思い。
出血もあったことを伝えると、即座に直腸診をくらう。
正常な意識下ならそんなの死んでも願い下げだ、と思っていたが、恥ずかしさより死ぬ前の苦しみの方が何枚も上手だ。
採血、点滴、レントゲン、CT、エコーと進めていくうちに、痛みが右下腹部に移動している。
知らない間に外科医も診察に加わっていて、可能性を潰していったら、これは虫垂炎だ、ということで話が落ち着いたらしい。
直腸診に負けず劣らず遠慮したい剃毛も、もはや意識朦朧としていて誰が誰やら判らないので、あっさり受け入れる。
ちなみに、男性看護士だったのだけは覚えている。 >>> |