「ワイルドカード。」
詳しくは説明できないけど、罪を犯しているのだった。
職務上、その"本来すべきでないこと"をしてしまっている。
上司命令でやむなく、なんてのは、まあ言い訳だな。
悪いと判っていて、拒否しない方が悪いのだ。
だから、最終的にオレが悪い、ということになるのかもしれない。
ただ、オレはどっちに転ぶか判らないワイルドカードでもある。
今こうして、理想と現実の矛盾に悩んでいるくらいだからな。
気が向けば、然るべきところに"自分はこんなことをしていましたよ"と、お知らせに行くことも出来る。
そういう危険なカードを、組織がオレに渡してしまったのは間違いだったかもしれない(苦笑)。
とはいえ、オレがそのカードを使う気になるかどうかは判らないし、もし使ったとしても、オレが負けるだけでことは済んでしまうのかもしれない。
世の中はえてしてそんなものかもな。 |