自然科学系
本稿において「自然科学系」とは、以下に示す分野 すなわち 理学系を含めた純粋自然科学を意味する。
物理学
化学
生物学
数学
狭義の意味では、数学は自然科学に含めないが、理学系には含まれる。
(数学は演繹的推論に基づいた厳密な論理的思考が主体であり、自然科学のように実験的根拠には依存しない。)
物理学 → 化学 → 生物学 の順に研究対象となる系の複合性の度合が大きくなり、系の複雑性が増加していく傾向にある。
すなわち 物理学が最も要素的で複合性の度合の小さい系を対象としており、概念に対する抽象化の度合は最も高い。
天文学や地質学のように特定の自然対象に限定された分野については、研究手段や方法に関しては上記の純粋自然科学の各分野に含まれていると考えられる。
すなわち 天文学や地質学は、総合的な純粋自然科学の分野とみなせる。
なお 応用科学分野 (工学、農学、水産学、医学、薬学 など) は自然科学に含めないが、「応用自然科学」として分類されることもある。
通常では「自然科学」は純粋自然科学を意味すると考えてよい。
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