Max Karl Ernst Ludwig Planck マックス カール エルンスト ルドヴィッヒ プランク

1858年、ドイツのキール生まれの理論物理学者で、ミュンヘン大学を卒業した。 1889年にベルリン大学から招聘を受け、後に教授に着任する。 1900年、熱放射の研究を通して、エネルギー量子説を提唱した。 当時は熱放射現象が古典的な電磁気学や熱力学では説明できず、大きな問題となっていた。 M.Planck は、エネルギーの量子を考えることにより、熱放射現象を巧妙に説明した。 この考えは、エネルギーの値は連続的に変化せずに離散的な値でもって変化するとされる。 現代物理学の基礎理論である量子論は、M.Planck がエネルギー量子の概念を導入したことに始まる。 その他には熱力学に関する数多くの研究が知られている。 彼の科学方法論的立場は実在論的な観点を重視し、E.Mach (マッハ) の 主張する実証主義的立場と対立した。 このような科学論に関する著作も数多く発表している。 また プロイセン科学アカデミー等の学協会の理事や会長などを歴任し、幅広く社会的にも貢献した。
1947年歿。


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