ヴィオラ日記


弾きぞめ


年も明けて7日になってやっとヴィオラを手にした。一年の計はこの弾きぞめにあり、なんちゃって。ちょっとまじめにやってみよう。神社の行事じゃないけど、年明けに初めて弾く日は何となく今年一年の「出来」を占いたくなる気になる。(「出来」といってもアマチュアの場合は全く自己評価・自己満足のレベルだけど)

そこで、まずなんといってもエチュードだ。今年はセヴシックの作品1の中からごく基礎的な所をやることにした。

私にとってエチュードをやるのは一種の儀式?上達のチェック用の曲?

ところでなぜセヴシック
最近娘がヴァイオリンで毎日やっている。うーん、毎日やるのは強い。セヴシックに関してはもう追い抜かれてしまった。
ということで今年はある意味では忠実に毎日エチュードをやっている娘に敬意を表する意味も込めてセヴシックにしたのであります。

さあ、エチュードの次は曲だ。今年はやっぱりブラームス!(ヴァイオリンソナタ第1番のヴィオラ版)ブラームスのヴィブラートがうまくかけられますようにと願いつつ‥‥‥(ヴィブラートに関してはそのうち書きます。)

かくしてたった2時間だったけど今年の弾きぞめは無事?終わったのであります。

ちなみに年の初めに弾くのにふさわしい曲はと考えてみたけど、やっぱりバッハ(無伴奏チェロ組曲)という結論になってしまった。




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セヴシック

これは弦楽器をやる人にとってはバイブル的なエチュードですね。まさにエチュード的なエチュード。作品1なんかはオエーッとなるほど単純で退屈な譜面。機械的に組み合わせのバラエティーを全部やらせるという仕組み。
でも私はやっぱりこれです。
というのも学生時代クラブ(ワグネル)の先輩から「これ、いいぞ」と渡されたたった2ページの譜面(コピー)。(実はOp.1)信ずるものは救われる。毎日儀式のように、ラジオ体操のようにやりました。そして2ヶ月もすると、いわゆるファーストポジションのフレーム(手の形、骨組み)が定まり、やっと音程に自信が持てるようになったのだ。このエチュードはとにかく効果を身にしみて感じたものの一つだった。ある意味で私にとっての大事な出会いだった。