ヴィオラ日記
あがることについて
あがりの対策は?
私はあがることに関しては自信がある。あがらないのではなく、あがるのだ。もちろん弓はひと弓スタッカート!まさにViola Jokeが現実と化すのだ。
私なりに心掛けているあがり対策は
- 姿勢をよくする。猫背のような姿勢だとかえってあがったときにコントロールできなくなる。むしろ、堂々と胸を張った方がよい。
- 弾きはじめの弓の位置とスピードを練習のときから守る。本番でこれらが練習のときと異なると思ったように引けなくなる、練習時に 出会わなかったような弓の配分の問題が本番中に生じ、かえってあがるのを助長してしまう。
- ステージリハーサルの際に、響きをよく聞き、早く慣れるようにする。ステージでの響きは練習のときとかなり違う。このため自分の音しか聞こえなかったり、他のパートが聞こえないと感じあせってしまう。ステージリハーサルで本番時の響きを想定してその響き、音の聞こえかたに慣れておく。特にリハーサル中にホールに響いた自分の音(あるいはパートの音)を聞くようにする。
- 客席には自分が聞こえるよりずっといい音が届くものだと信じ楽観的になるべし。
- 音楽づくりすべてに言えることでもあるが、しっかりと自分のイメージを持つこと。だいだい、余計な緊張というものは、イメージのミスマッチから起こることが多いのだ。こんなはずでは、と思ってどんどん深みにはまってしまう。スポーツの試合でも同じことだろう。
適度な緊張で、弓もビビらず気持ちよく演奏できたときを振りかえってみると、きちっとしたイメージがちょうど線路のように前方にできていて、その上を予定通り運行できたような感覚のとき。本番中のこのような感覚と、そのようになるための練習がいい結果を招くようだ。
そもそも、こんなこと書く性格自体「あがる」ことを保証しているようなもの?
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