ヴィオラ日記
地方のアマチュアの法則
- オーケストラ、交響楽団と名のつくところではヴィオラ奏者不足に悩んでいる。
- マイナーな室内合奏団ではびよりすとが大きな顔をしている。
ヴィオラ奏者の法則
(実際の私の経験から)
- ヴィオラが落ちたときにかぎり、ほかのパートが合って聞こえる。
- 一回しか練習しない演奏会の練習のときに限って楽譜を忘れる。
- ヴィオラが一人しかいないアンサンブルの練習に、はりきって出かけたときに限って楽譜を忘れる。
- 楽譜を持ってきたときに限って、譜面台がない。
- 譜面台持参で練習場に来ると、会場備え付けの譜面台がある。
- 練習のとき、指揮者が木管だけと指示して振ったときに限って、フォルテで弾きはじめる。
- 3小節以上の休みの小節を数えるときはいつも、親指を1として数え始めたか、(譜面上の指番号のように)人差し指から1、2と数えたか忘れてしまう。
- 初心者のヴィオラをチューニングしてあげたあとは、弓が初心者のものに変わる。
- 本番でチューニングが思うようにできないと思ったら、隣の人の弓を使っていた。7小節目で取り替えることができた。
- 真っ先にチューニングを終えたときは、後でA線の狂いに気がつく。
- オーケストラのチューニングはCの音で終わる。
パート・トップの生態学
- 鼻風邪をひいているときに限り、はりきって大きなブレスをしてしまう。
- 後ろにもわかるように弾きはじめたところは、まだ1小節前だった。
- 最後の曲が終わり拍手が盛り上がっている中、指揮者が弦セクションのトップたちと握手を始めたが、ヴィオラだけは飛ばされた。本番中に指揮者を見過ぎたせいか。
エキストラあれこれ
- 自分の音がいつになく伸びやかに響いたと思ったら、前のプルトのエキストラの音だった。
- 定義:エキストラはアンコール後にステージ上で互いに挨拶する。
- 上記より導かれる定理:ステージ上で互いに挨拶する人がやたら多いオーケストラは、エキストラなしではやっていけない。
- アンコール後ステージ上でヴィオラをコンコン叩く人はたぶんエキストラである。
- エキストラは本番中よく周りを見回す。(いい娘いないかなぁ)
- エキストラの記念写真の法則:どうぞどうぞと言われて加わった記念写真は一枚も持っていない。
- 本番前に着替えたら内ポケットに前回のギャラが入っていた。
- 夫婦で同じコンサートのエキストラをやった(私Viola,妻1st Vn)。いっしょに練習に参加したのに、ギャラが倍近く違っていた。あのオケは音符の数でギャラを決めているのか?フォーレのレクイエムだと私のほうが高くなるのかな。真相は未だに不明。
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