MRTとバスのプリペイドカードについて


シンガポールではバス、MRT共通のTransigLink Farecardというプリペイドカードがある。特にバスの場合はつり銭を出してもらえないので、カードか旅行者用の乗りほうだい切符は必須。MRTでは大人も子どもも同じ料金だが、バスの場合は子ども料金というものがある。しかしFarecardにはちゃんと大人用と子ども用がある。

MRTを使うときには、自動改札を通せばよい。バスの場合には運転席後ろと、その反対側の二ヶ所にカード用の機械があり、そこにカードを通して、表示された金額のボタンを押すと、下の方にカードと切符が重なって出てくる。この切符結局はどこでも回収されない。乗り終わったら捨ててもいいのだろう、きっと。バスに乗るときにはあらかじめ目的地までの料金を知っておく必要がある。パードバークに行くバスのように、料金が決まっているような路線では運転手が料金のボタンを押してくれるようだ。(観光客が多いところではその方が速いのだろう)

このプリペイドカードは残金があるときにはちゃんと現金で返却してもらえる(シンガポール航空のスチュワーデスも知らなかった)。TransitLinkと書かれた窓口でやってもらえる。MRTのBoon Lay(W12)駅にある窓口には常に15メートルくらいの長い列ができていた。ほとんどが現地の人だ。みんなこのカードを使っているのだ。列は長いものの、利用者も窓口の人も慣れたもので、意外にどんどん進む。ほとんどの利用者は残金が少なくなったカードに現金を添えて新しいカードを発行してもらっているようだ。親子4人分のカードをRefundしてもらおうと出したら、何か行ってくる。窓口越しだと電話以上に聞き取れない。どうも一度に2枚までしかRefundできないようだ。

この窓口がどこにあって、それぞれの営業時間がどうなのかはほとんどのガイドブックには書かれていない。今回の私達のように短期で見てまわる旅行者にとってはとても大切な情報なのでぜひ対応して欲しい。ちなみにBoon Layの駅では夜9時までのようだ。チャンギ空港は窓口はなく、クレジットカード用のよくわからない端末しか設置されていない。してみるとあまり旅行者向けではないのかもしれない。