写真
ここでは身近に起きた出来事を紹介します。しかし、その時カメラを持っていないと記録できませんので、なかなか増えないだろうと思います。
残念ながら鉢植えのものや庭木は実家を立て直すときにほとんど処分されてしまいました…

自室から撮影した夕方の富士山です。
撮影は1995年9月中旬で、この後に台風がやってきました。
カメラは写ルンですの望遠タイプ。
同じく自室から写した富士山。と言っても富士本体は雲の中。この写真のメインは巨大なつるし雲です。
地形的につるし雲は年に数回はできますが、これだけ大きいものはなかなか見られません。
これは1997年8月に撮影。
自宅玄関脇です。仲良く巣作りをしているのはお馴染みスズメバチさん♀です。
近くまで行ってもしっかり無視されましたので、写真は1m以内まで寄って撮りました。これは1999年9月に撮影。フラッシュを使用。それでも羽すら動かさないで一心不乱に作業を続けているという、すごい集中力。
入り口正面です。
3匹で門番をしていますが、2匹しか見えませんねぇ。もう1匹は左上の方にわずかに見えるような気がします。写真を撮ったときにちょっと隠れてしまいました。
巣までの距離はおよそ50cm位です。
大抵見張りがいます。これもフラッシュを使用。
出勤風景です。
出てきたら一瞬で飛んでいってしまいますので、なかなかタイミングが合いませんでした。フラッシュ無使用。
ハチさんはわたしには何もしなかったので、結構近くで観察できました。

巣は結構丈夫に作られていたのですが、管理主がいなくなったら簡単に崩れてきました。
それにしてもきれいな模様です。
キンラン・ギンランです。
工場建設予定地で見つけたもので、自生地はもう巨大な倉庫の下になっています。
タケダの培養土洋らん用を使用して作っています。
これは栽培3年目。キンランもギンランも蘭菌に依存する率の大きいランなので、栽培は困難です。
タケダの培養土は水管理が難しいですが、うまく増えています。撮影は1999年5月頃。
シラネアオイです。
新宿の京王百貨店屋上の売り場で根巻き苗を買いました。
1年おきに1つ花を付けてきたのですが、今年は4つ付けました。
栽培はこれで10年目です。植え付けてから一度も植え替えをしていません。肥料は花後に1度だけ。
比較的大きい花です。
2000年4月撮影
2002年に植え替え。翌年も咲きました。
花と蕾。
シラネアオイは山草の中でも特に栽培は難しい部類に入ります。
連日真夏日が続く太平洋側でも育ってくれて、とてもかわいい植物です。が、管理はやはり結構大変です。
一番気を遣うのは夏場と冬場の水管理。
夏はとにかく夕方に水をやってしっかり冷やすこと、冬場は乾かない程度に水を欠かさないことが一番のポイントでしょう。
マシュマロ富士です。
前日に降った雪があたりに残っていますが、辺りにはまだ湿度の高い空気が残っていて、それが冷やされて凝結した物。
風が吹き始めると一瞬で消えて無くなってしまうので、あわててシャッターを切りました。
いわゆる貝巻き雲とは違うようです。
2001年1月撮影
ムラサキツユクサです。
アップで撮るととてもきれいですが、結構ありふれた植物になりました。
帰化植物の一つ。

2001年4月撮影
イワヤツデです。
ヤツデといっても木本ではなく、草本で、多年草です。
原産は朝鮮半島らしく日本の野生種ではありません。
湿ったところを好むので、あまり乾燥させられませんが、比較的丈夫な植物です。
見頃は花時より少し前の芽出し時期だそうですが、花も捨てがたい物です。
2001年4月撮影
シャガです。
庭に植えておいたらたちまち庭を占拠する勢いで広がりました。
花は小さくきれいですが、生命力はすさまじい物があります。
これは斑入りの品種ですが結構ありふれています。
2001年4月撮影
シソバタツナミです。
俗にタツナミソウと呼ばれている物はこれで、このほかに白花があります。
本当のタツナミソウは同族の植物ですが、もっと濃い花を咲かせ、背丈も大きくなります。低山の日当たりの良いところにあるので目にすることがあるかもしれません。
シソバタツナミは種が飛んでやたら増えるので、この株も梅の鉢の中にちゃっかり芽出しして増えてきた物です。
逆光を狙って撮ってみました。
2001年4月撮影
スズムシソウです。
鈴虫草と書くように虫の羽を連想させる様に花びらができています。
これは蘭科の植物で、羽に当たるところはリップと呼ばれるところ。
毎年たくさん咲いてくれますが、毎年更新させないといけないようです。
更新といっても植え替えなのですが、元バルブの脇にに小さいバルブをつけて増えていきます。小バルブは3年ぐらいで開花株になります。
置き場所を工夫し、水やりさえ気をつければそれほど難しい植物ではありません。
置き場所は30%〜50%ぐらい遮光した場所に吊すのが一番で、鉢を下に置くとどうもいけないようです。
2001年5月撮影
自宅にあったホオノキです。大きな葉っぱで狐の顔などを作ったりするかもしれませんし、味噌を包んで朴葉味噌にするかもしれませんが、花を間近で見る機会はほとんど無いと思います。
モクレンの仲間で、良い香りがします。
この木は挿し木をしたもので、開花まで20年近くかかりました。もともと巨木になるので庭植には向いてません。これも場所を取りすぎるので残念ながら家を建て直すときに切ってしまいました。なので現在この木はありません。
葉っぱも大きいが、花も結構大きいです。

2001年5月撮影
雨蛙がいますね。
良い香り独り占めです。というのではなく、虫が寄ってくるので食料独り占めになるかな。
花の大きさがわかると思います。
2001年5月撮影
雨蛙つながりで。
色素が1つ足りないために青くなった雨蛙。あまり珍しいものではないらしいですが、わたしが見たのはこれが初めて。
実家は隣が田んぼなので雨蛙が非常に多く、家の中に入ってくることも多かったのですが、時々巨大雨蛙と呼んでいたシュレーゲルアオガエルもいたので結構楽しい所でした。
今住んでいるところは蛙が少ないので寂しいです。と思っていたら一匹ベランダに住み着いて、しばらく一緒に暮らすことになりました。写真の蛙ではないです。
たまたまカメラの持ち合わせが無く、ケータイで撮影したのでしょぼい写真です。
2006年10月撮影
最寄り駅の彼岸花。
彼岸花は鮮やかな赤が魅力の植物ですが、これは赤い色素を持たないタイプで、園芸種として売られていることもあり、かなり普及してきているようです。
彼岸花は中国が原産地で、かなり昔に日本に入ってきたらしいです。球根は水仙のそれにかなり似ています。これにはリコニンというアルカロイドが含まれていて、従って食用にはならないのですが、これが広く国内に広がっているのは飢饉の時にこの球根を食べるために植えたということから、元々食用にしていた時期もあったのでしょう。
リコニンは水溶性なので球根を切って川の流水にさらしておくと流れて無くなってしまうので、そうやってさらした後に食用にしていたのでしょう。良質のデンプンを持っています。
2006年9月撮影
タマノカンアオイです。
通っていた大学に乗馬クラブがあって、そのコース脇に生えていたのを見つけたので7月に種を回収しそのまま採り撒きをしました。発芽率は50%位、開花まで4年ぐらいかかりました。これで発芽15年目です。今年初めて植え替え。
3月に花芽と葉芽が同時に出て、花芽が先に発達して開花します。葉芽はまだ小さいですが5月にはかなり大きくなって葉に模様が出てきます。葉や茎を折ると香辛料のようなとてもいい匂いがします。
これは多摩丘陵だけに生えているカンアオイの一種で、宅地開発によって自生地が急速に失われ絶滅危惧種に指定されています。大事なものだけに、きちんと手元に残しておきました。
2008年3月撮影
花の中に雄しべが見えています。
これは蟻が受粉をし、種を運ぶ役目をするといわれています。でも花の時期はまだ寒いので蟻はいません。この花は結構長時間咲いていて、夏の暑い頃まで花の形をとどめています。日本のカンアオイの中では花は大きい方になります。
うちの近所にはこれよりも花の小さいヒメカンアオイが自生しています。こちらは梅雨頃に開花します。花は小さくて地味なのですが、葉の模様はヒメカンアオイの方がいろいろあっておもしろいです。箱根近辺にはオトメアオイが自生しています。花の様子はオトメアオイの方がタマノカンアオイに似ています。
5株ほど順調に育って毎年花をつけますが、同じ花の種のせいか、受粉作業しないせいかわかりませんが種ができません。
2008年3月撮影
パフィオペディラム ミクランサムです。
葉の大きさに比べてかなり大きな花を咲かせます。これは中国原産。
20年近くずっと育ててきたのですが実家の建て直しのときに面倒が見られず枯らしてしまいました。写真だけ残ってしまったのでとりあえず撮影できただけでもいいか…
これは小田急線新宿駅のお花屋さんで買ったのですが、久しぶりに新宿行ったときに寄ってみたらなんか柱だけになっていて、閉店しましたって案内が出ていた…が〜ん…お気に入りのお店だったのに…
2002年4月撮影
パフィオペディラム ベラチュラムです。
ベルラチュラムとも言うそうですが、舌を噛みそうな名前ですね。花期が長く、3ヶ月近く咲き続けるので長く楽しめる反面、株の方はかなり疲弊するのではないかと思います。ところがこれは毎年ちゃんと花を付けるので意外と丈夫なものなのかもしれません。今年はなぜか1つの花茎に2つ花を付けました。栽培はこれで20年目です。これまでに植え替えを2回。よく覚えてないのですが、新宿駅の例の花屋さんか、小田急デパート11階催し物会場でやっていた洋蘭展のどちらかで購入しました。
当時も入手は難しかったように記憶していますが、今ではさらに困難になっているような気もします。でもネットでは結構通販されているので増やしやすいものかもしれません。これはセルフ苗を購入したのでラベルにはセルフと書いてありました。一応パフィオペディラムは生長点培養(メリクロン)ができません。実生で苗を作るのが普通です。
2009年6月撮影
同じ株の普通に咲いている方です。
花があるうちから株元に新しい芽が1つか2つできるのでだんだん大株になってきました。11月に部屋に入れる際、枯れて茶色くしわしわになった葉を取るときに失敗して株の付け根から全部取れてしまう事もあり、そういうものは水苔を撒いて挿し芽の要領で植え付けてあげると翌年の6月頃には発根して新しい株になります。挿し芽のものも親株の鉢と同じ管理で十分生育するので気を遣う事はあまりないです。2年後にブレンドしたコンポストに植え付けます。この失敗のせいで現在3鉢に増えています。
石灰岩地帯の植物なのでコンポストには石灰砕石を全体の2割くらい混ぜています。挿し芽の方には気休めに寒水石を表面に化粧砂として敷いていますが、無くても良さそうです。
2009年6月撮影
虹です。
はっきりと写っているものの外側にうっすらと写っているもう1本の虹があります。
虹は水滴の中を光が通るときに、光が水滴の表面で屈折し、水滴中の反対側の面で反射をし、水滴の外に出て行くときにさらに屈折をするという物理現象を通して来た光を肉眼で認識する時に見られるもので、図に描いて説明すると簡単なんだけれど言葉で説明すると何でこんなにややこしいの、というプロセスを経て、しかも光の波長の違いによって屈折率も変わってくるから分光されて虹に見えるというさらに難しい説明が入ってくる、何とも夢がない、でも非常に夢あふれた姿で魅せてくれる自然現象です。説明が長いですね…
ちなみに、水滴内に入ってくる角度がもう少し大きいと水滴内で2回反射して出てくるので色の順が逆になって現れてきます。これが外側の虹で、反射するときに水滴の外に出て行く光もたくさんあるのでその分暗くなるからうっすら見えています。
虹があるときは必ず外側の虹もできています。なので通常2本あるのですが、2本目がなかなか見つからないことも多いです。

2008年3月撮影
 
積乱雲の真下です。
まだ雨は降ってきていませんが、雷はすでにゴロゴロ鳴り出しています。これは乳房雲と呼ばれているもので、ネット上ではもっとおどろおどろしい色彩のものが紹介されていますが、結構一房一房が大きくて思ったよりも恐怖感を醸し出しません。別の角度からみたら怖いのかもしれませんが、後、写真だと結構明るく写ってしまいました。なので実際はもっと暗いです。
この後雹が降ってきました。1cmない位のが2cmほど積もりました。降ったのは5分程でしたがいわゆるダウンバーストに伴って一気に落ちてくるのでそっちの方が恐怖感ありありです。積乱雲以外でもできることがありますが、この雲が積乱雲にできると竜巻などを引き起こす可能性が大きくなります。
2012年3月撮影 
左と同じ時刻の別の角度。青空の隣に白くある雲はいわゆるかなとこ雲です。
金床雲と書きますが、金工をするときに使う金床に形が似ているのでそう呼ばれている積乱雲の天辺で、もっと遠くからみると入道雲(積乱雲)の上が平らになっている姿を見ると思います。何で平らになるのかというと、そこに空気の境界面があるからで、平らになっている上には成層圏があります。
雲ができるのは通常対流圏の中で、その上の成層圏には到達しません。厳密なルールがあるような感じで激しい上昇気流もそこで頭打ちとなります。それを打ち破るには強大な火山の噴火のような現象が必要です。そうなると成層圏に入ったものがいつまでも下に落ちてこない別の問題が起こることになります。
積乱雲が発達していく様子は結構短時間に観察できるのでタイマーで撮影していくと興味深い動画ができると思います。
2012年3月撮影