スティッヒト石 (Stichtite)
Mg6Cr2CO3(OH)16・4H2O
Barberton area Mpumalanga 南アフリカ
明るい紫色の鉱物で、細かい繊維状鉱物が平行に並んでいるような感じの集合体を作っている。この標本では紫色だが、ピンク〜ライラック色まであり、条痕色は薄青紫色。
硬度は1.5〜2と柔らかく、爪で傷が付く。
蛇紋岩の変成によって作られ、従ってマグネシウムを多く含んでいるが、同時に存在するクロムがこの鉱物を特徴づけていると思う。
名前は鉱山会社の取締役 Robert Sticht にちなんで付けられた。
国内では見つかっていない。

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