鉄電気石 (Schorl)
NaFe3Al6(BO3)3Si6O18(OH)4
Shgan パキスタン
リチア電気石と違ってこちらはどう見ても真っ黒な電気石である。
国内にも産地は多いが、残念ながら鉄電気石の産地をまだ訪問したことがない。
鉄電気石は異極晶を示す例としてもよく使われている。家のはどちらも同じ極の頭で、もう一つの極のある物を現在探している。ちなみに写真の向こう側は破面…
劈開はなく、塊状になったものは黒曜石と肉眼での区別は難しくなる。
六方晶系であるが、結晶頭部から見ると辺を丸くした三角形のように見える。
電気石の名前の由来は、熱すると微弱の静電気を発する(ピエゾ電気)為であるが、埃を吸い付ける程度である。これは片方が+に、もう片方が−に帯電するが、冷えると極が逆転する。
国内では福島県石川地区のものが有名である。

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