曹柱石 (Marialite)
Na4Al3Si9O24Cl
M'Pwapwa Dodoma タンザニア
柱石はスカポライトという名前で呼ばれているが、カルシウムを主成分とする灰柱石(メイオナイト)とナトリウムを主成分とする曹柱石(マリアナイト)があり、その間の成分を持つ物は変種名としてDipyre、Mizzonite と呼ぶことがある。
国内では長野県川端下(かわはげ)の物が有名である。
ここは大きな石灰岩接触変成地帯になっていて、各種スカルン鉱物を産したが、かなり結晶の立派な物も多く、2000メートル近い高地なのに訪れる人も多かった。しかしここは秋から松茸山になったりすることと、例によってマナーのない人たちが横行したりとかしてついに立ち入り禁止となってしまった。
この標本はタンザニアのものである。これは褐色になっているが、たいていは無色か白色で、常に柱状で産するので柱石と呼ばれる。

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