コランダム(サファイア) (Corundum)
Al2O3
Pauzadaung ミャンマー
ルビーと違ってこちらはクロムを含まない物で、サファイアと言えば濃い青が一般的ではあるが、黄色、ピンク、赤などがあり、赤くてもクロムを含まなければサファイアと呼ぶようだ。
名前の由来が「青い」という意味の「サフィルス」から来ていることを考えると変でもある。
青はチタンや鉄による。
これも宝石として扱われるので、良質の物はすべて宝石市場へ運ばれてしまう。
またそれほど良質ではなくても熱処理によって色を引き出す方法があり、従って鉱物市場へは宝石にならない物しか入ってこない。
それでも単結晶の標本は高価である。
これはミャンマーのもの。ミャンマーと言えばルビーの方が本場である。
硬度9と非常に硬く、風化されないためにペグマタイトなどが風化した後に溜まった砂の中から見つかることもあり、スリランカではそういった元河床から掘り上げて探し出す方法でサファイアを採掘している。
ちなみに現地で買わない方がいいよ。かえって高くつくから。

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