磁鉄鉱 （Magnetite)
Fe2+Fe3+2O4
Imilchil, Midelt モロッコ
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磁石で砂の中をかき回すとくっついてくるのでお馴染みの砂鉄がこれ、磁鉄鉱である。
磁鉄鉱はスピネルと同じ結晶系に属し、８面体を作ることが多い。砂鉄をルーペで見るとそういった物を見つけることができる。
砂鉄は河原の砂がたまったところを、少しずつ平すように掘っていくとまっ黒になって溜まっているところを見つけることができるので、それをすくえば磁石を必要とせず大量に採集できる。これの大規模な物を漂砂鉱床と呼び、かつては青森県や千葉県などで鉱山として稼行していた。
砂鉄の元は主に花崗岩などの岩石中に細かく入っていたものが風化によって外に出され、水流によって選り分けられたもので、従って花崗岩地帯を流れる河川の河川敷には多い。
大きい結晶はむしろスカルン地帯の方に産することが多く、国内のスカルン鉱床にはたいていこれが出てくる。 |
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