クトナホラ石(Kutnahorite)
CaMn(CO3)2
Cavnic ルーマニア
ドロマイトがマンガンを含んだものもピンク色の含マンガンドロマイトになるが、もっと多くなるとクトナホラ石となる。これは鮮やかなピンク色をしている。
これは明るいところに置いておくと肌色に変化してしまうので遮光して保存する。マンガンを含んでいる鉱物はたいていこの現象があり、反応の早いもの(緑マンガン鉱)では数時間で黒変してしまう。前回撮った写真よりも若干ピンク色が薄くなっているのは撮影条件のせいもあるが、実際少し肌色がかってきた感じがある。
Cavnicは方解石やドロマイト、アメシストなどの立派な結晶をたくさん産出したところで、熱水鉱床の例だと思われる。

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