木村石 (Kimuraite)
CaY2(CO3)4・6H2O
佐賀県新木場
佐賀県の東松浦半島地域に広く分布しているアルカリ玄武岩中から、薄い葉片状の結晶が集合して球状になって産出する。
わずかにネオジムを含むためにピンク色になるものもあるが、太陽光下ではピンク色でも、蛍光灯下では白色になってしまう。これは蛍光灯(昼光色だが)下で撮影した。
カルシウムとイットリウムの含水炭酸塩鉱物。紫外線で蛍光する。
1982年に発見され、放射化学の権威・木村健次郎(1896-1988)に因んで名付けられた。
今のところ東松浦半島地域以外の産地は見つかっていない。

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