金(自然金)（Gold)
Au
埼玉県秩父鉱山

出合いの河原の、例の露頭の物である。のがたくさん…
3粒入っているがそれぞれ１mmぐらいの大きさしかない。左側はスカルンの産状がわかるようにちょっと広めに撮影した。グロッシュラーと透輝石が写っている。右側は拡大した物。実はわたし、右端の金に撮影時まで気がつかなかった。
石英脈中にできた金で小さくてもそれなりに存在感を訴えている。
秩父鉱山では大黒鉱床の閃亜鉛鉱中に産出するひも状の自然金が有名であるが、これは大黒より少し手前の露頭で採集した物。
正確には露頭においてあった石榴石を含む石英塊を持って帰って泥を落としたら顔を出したので、偶然見つけた物。
近年この露頭（だろうと推測される）で石英中に自然金を含んでいる部分があると某専門誌に報告されていた。図にあったのはまさにこの通りの自然金の産状だった。露頭そのものは小さい物なのですぐ無くなってしまうだろうと思う。そっとしておいて欲しいと思う。

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