蛍石(フローライト) (Fluorite)
CaF
Second Sovietskiy Mine Dal'negorsk, Primorskiy ロシア
蛍石は本来無色透明である。が、無色のものは稀。
中央の大きな結晶を何とか写そうとして、角度を変えて撮影してみたが、屈折率の関係で向こうが透き通ってしまい結晶の形が何となくしかわからなくなってしまった。
うっすらとピンク色をしているのは方解石。濃い褐色のは閃亜鉛鉱。水晶を伴う。
この方解石はピンク色の蛍光性があり、こちらがメインになってもいいくらいの存在感があるが、一応蛍石を優先しよう。
屈折率が同じだと別の物質間であっても光はまっすぐに進む。
例えば、水の中にガラスコップを入れても、ガラスコップはちゃんと見えているが、サラダオイルの中にガラスコップを入れるとガラスコップは消えてしまう。
実際は消えてしまうのではなく、油とガラスの境界面で屈折が起きないために光がそのまま進んでしまい、事実上見えなくなってしまうというものだ。
この蛍石の結晶も、光を反射しなければ見つけるのがかなり難しい。

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