エトリング石 (Ettringite) Ca6Al2(SO4)3(OH)12・26H2O
N'Chwaning II mine North West Province 南アフリカ
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カルシウムとアルミニウムの含水硫酸塩鉱物。
結晶系は六方晶系に属し、従って水晶や方解石の結晶に近い感じの結晶ができる。
硬度2〜2.5と柔らかく、完全な劈開がある。結晶水を多く含んでいるので軽い。
黄色は鉄分による発色で純粋なものは無色透明。
スカルンに産し、国内では福島県の多田野での報告がある。エットリンゲン石とも呼ばれる。 この標本は現在で回っているエトリング石の代表的な産地の物で、ほぼ100%を占める。 |
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