コバルト華 (Erythrite)
Co3(AsO4)2・8H2O
Bou Azzer, モロッコ
山口県長登鉱山は古くから銅を採掘していた鉱山で、奈良の大仏はここの銅を使ったと言われているが、非常に多種類の鉱物を産したことでも知られている。
スカルン鉱床であるが、各種の銅の一次鉱物および二次鉱物を拾うことができるそうだ。また、ここは赤紫色したこのコバルト華を見つけることができる数少ない場所でもある。
写真の標本は海外の有名産地の物で、結晶が大きく、従って結構な値段がした。
Bou Azzer(ブー アズール)はコバルトを含む鉱物が大量に産したことで知られている。炭酸塩鉱物の方でもコバルトを含んだ標本が市場に出回っているので、ショップやフェアなどで手に取ったら産地を確認みるといい。
それにしてもモロッコと言うところは鉱物に恵まれているところだ。

HOME