銅(自然銅)(Copper)
Cu
Cleldonia Mine Ontonagon Co. Michigan U.S.A
金属の使用が銅から始まったのは、銅が単体で存在することが多かったからである。国内においても、かつては各地の河原とかでこういった自然銅が見つかることも多かったのだろうと推測されている。
現在ではかつて銅を採掘していた鉱山跡で、坑内を流れる水から銅を回収したりもしているそうだ。
写真の物はアメリカ産であるが、国内でも比較的良く見つかった。家には河津鉱山の物があるが、非常に小さいため写真が撮れなかった。
ミシガンの銅は無尽蔵と言われるくらいの埋蔵量を誇っている。そして銅単体で存在し、有史以前はネイティブアメリカン達によって採掘されていたという。この標本は横幅13cmもあり従ってかなり重い。一緒に付いている緑色〜黒色の物の正体は不明だが、購入して何年にもなるが見事な赤銅色を保っている。10円玉を酸で洗ってちょっと磨いてやると同じ色に輝くが、空気中に放置しておくと次第に黒ずんできてまだら模様が出てくる。1年くらいで観察できるので試してみると面白いかもしれない。

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