めのう(瑪瑙)(Agate)
(SiO2)
福島県北塩原村
写真の横幅は10.5cmあり、奥行きは13cmあるのでかなり大きい標本である。
ここはわたしの父の実家の前にある河原で、ちょっと探しただけでめのうや玉髄、碧玉、水晶などを比較的簡単に見つけることができる。ただし、大雨の後など新しい転石が出てきたときでないと藻や泥を被っていて見つけにくい。
流紋岩〜安山岩質の母岩の中にノジュールとして入っていたり、母岩の表面にできていたりする。写真の標本はノジュールのほう。
玉髄のうち、紅色となったり、はっきりとした縞模様を持つものをめのうと呼ぶ。この標本も切断すると乳白色部、無色透明、朱色の縞模様がはっきりと浮き出す。朱色の部分は鉄分が含まれている。
土産物店などで売られている様々な色のめのうは、染料を使って着色してあるものなので標本としての価値はない。

HOME