どらごんおーるすたーずりぷれい

 

究極合体メカボルドー 

 

注:このリプレイは乗り物特殊行動を追加できる「合体、メカボルドー!」を主軸に書かれています

 

第1話

「見せろ!究極合体メカボルドー!」

 

出演

糸色倫太郎

 

霧島隊長

 

 

霧島「じゃあ始めるでちゅよ」

糸色「・・・くっ、このままではマズイ・・・みんな、合体だ!

霧島「まだ何もやってまちぇんけど・・・

 

解説しよう。糸色倫太郎の愛機がピンチに陥ったとき奇跡のパワーが発動し究極合体メカボルドーへと変型合体するのであるっ!!

 

霧島「・・・すでにピンチなんでちゅか・・・」

 

糸色「究極合体ィィィッ!メカボルドー始動ゥゥゥッ!!(絶叫)

 

霧島「じゃあ、その間にワタチは・・」

謎の男「ばかもん!!!(大絶叫)

霧島「なっ・・・なんでちゅか」

謎の男「貴様は知らんのか、合体中は一切手出ししてはならん!動いてはいかんのだっ!!」

霧島「はっ??」

謎の男「歴代の変型合体ものを見よ。彼らは変型中なんら妨害工作を受けていない!

霧島「・・・・・・」

謎の男「『ロボットの合体、何人たりとも侵すべからず』という、いにしえの時代から不文律が存在するのだ!(断言)いいか、合体が完了するまで時は止まっていると心得よっ!」

霧島「・・・・・・・・・もう、いいでちゅ」

 

 

・・・・・・・・・

 

1分後

 

第2話 

「マグダレーナの奇跡」

 

オペレーター「リーダー!合体に必要なメカボルドーが手札にありません」

糸色「大丈夫だ、マグダレーナがなんとかしてくれる!さあ、5枚山札を引いてその中から捜すんだ」

 

 

ウェイトレスの凛「・・・ご注文は」(イニシアチブのカード回収中)

霧島「水」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

5分後

 

第3話 

「さらば愛しき和樹よ!」

 

オペレーター「大変ですリーダー!合体に必要なメカボルドーがもうデックにありません!」

糸色「みんなL様に祈るんだ。祈ればきっとL様がなんとかしてくれる!」

 

祈りが通じたのかL様の降臨によりメカボルドーはデックに戻った・・・だが、その反動による山札の破棄により1回休みが刻一刻とせまっていた・・・

 

糸色「ここまでか・・・・・・ん?どうした和樹・・・まさかお前っ!?

魔法使い和樹「ここは・・・出るしかないだろう」

糸色「ダメだ和樹っ!その力を使ったらお前は・・・」

和樹「行かなきゃここでみんな犬死にだ」

糸色「・・・和樹・・・・・・最後に自分だけかっこつけて死ねばいいと思っていないか」

和樹「・・・そうかもな」

糸色「・・・・・・」

和樹「・・・・・・・・・あばよ」

 

オペレーター「リーダー、どうして・・・どうして和樹さんを止めないんですか!!」

糸色「・・・・・・男はなあ・・・背中で語って、背中で泣いて、背中で笑う生き物だ・・・」

 

運良く1回休み危機は回避された・・・多大なる犠牲を払って

 

糸色「和樹よぉ・・・今日は変だなぁ・・・あんなに太陽が綺麗なのに目がかすむなんて・・・」

 

 

ウェイトレスの凛「・・・粗注文は」(20回目のイニシカード回収)

霧島「砂糖水」

 

10分後

 

オペレーター「・・・・・・「ジェット気流」合体に成功しました。これで終了です」

糸色「よし!究極変型合体メカボルドー見参ァァァァァァンッ!!

 

ウェイトレスの凛「・・・お客様、粗用はもうよろしいでしょうか?」

霧島「・・・もう、水は持ってこなくていいようでちゅ」

 

糸色「待たせたな」

霧島「4回ぐらい休みになってまちぇんでしたか」

糸色「それを言うな」

 

第4話 

「20の必殺技!」

 

今日は特別に、この「究極合体メカボルドー」の現段階の状態をそっとお教えしよう

 

 

乗車キャラ ミリアム必殺技(山札4枚以下のとき特殊行動を使える)

      ウェイトレスの凛エネルギー原(自分のお金の数だけ山札回復)

      リウイ&パシフィカ移動(山札3枚以下のとき1D進む)

 

イベント置き場 L様

 

移動「同能力2人」

攻撃「1人」

特殊行動「ぴこぴこぱんち」「レキの視線」「テレポート」「アクロバット走法」「ショットキャノン」「人力移動」「スーパー・エクスプレス」「白銀の魔獣」「スクランブル」「災害発生許可証」「カウボーイ・ランニング」「盗んだ馬車で走り出す」「ウィンチ射出」「迷いの森」「取材費支給」「電車でゴー!」「成型炸薬弾」「のたのた」「ドラスタ・ツアー!」「明日に向かって走れ」

 

捨て山 0枚

 

山札  1枚

 

霧島「普通のレースでは使えないカードが混じっている気がしまちゅが・・・」

糸色「究極合体メカボルドーの前ではそんな些細なことは無効となるのだ」

霧島「・・・まあ、この状態ではあんまり関係ないからいいでちゅ」

 

霧島「イニシアチブ出すでちゅ」

糸色「合体、メカボルドー! ランク10」

霧島「・・・・・・そりゃ勝てないでちゅ」

 

糸色「今はトップではない・・・ならばミリアムよ、メカボルドー20の必殺技の1つ「スーパー・エクスプレス」発動ォ!

 

解説しよう「スーパー・エクスプレス」とはトップ以外の時に移動+2で移動できるのだ。

 

 

1回目の進行 糸色 6マス

       霧島 7マス

 

霧島「イニシアチブ」

糸色「うなれ合体、メカボルドー! 10」

霧島「・・・・・・」

 

糸色「・・・奴は4人、このままでは移動2回か」

霧島「そうでちゅね」

糸色「メカボルドー20の必殺技の1つ「カウボーイ・ランニング」発動ォ!」

霧島「なっ!」

 

解説しよう。「カウボーイ・ランニング」とは、抜かした相手から1キャラ引きずり降ろせる移動ができるのだ。

 

糸色「さあ霧島よ、生贄を・・・地を舐める生贄を差し出すがよい。ふはははははは!」

 

2回目の進行 糸色11マス

       霧島 9マス

 

糸色「さあミリアムよ「盗んだ馬車で走り出せ!」

 

解説しよう。「盗んだ馬車で走り出す」とはトップの時、移動+1で移動できるのだ。

 

3回目の進行 糸色16マス

       霧島13マス

 

第5話 

「メカボルドー危機一髪!?」

 

糸色「ふはははははは!無敵無敵無敵ィィィィィ!鬼神の如き今のメカボルドーに敵などイナイィィィッ!

霧島「ム、ムカツクでちゅこの男」

糸色「神!まさに神よ!もはやこの乳臭いガキに負けることなどありえんのだぁーっはっはっはっはっは!!」

霧島「かっちーん(怒)」

糸色「伝説だ、メカボルドーの伝説はここから始まるのだ!」

霧島「黙れ殺すでちゅ

 

・・・・・・ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ(大気の重みが増した音)

 

糸色「(ビクッ!)・・・・・・無理無茶無謀ォ!何人足りとも我が進む道は止められん」

霧島「お前の骸、茜色に染めるでちゅ

糸色「ひいっ!(ビクッ!)」

霧島「もはや普通の死に方は出来ないと思いなちゃい

糸色「くっ・・・戯言を・・・今のメカボルドーに敗北はない!」

 

・・・・・・・・・・・・

 

オペレーター「リーダー緊急事態です!補給部隊の凛殿から連絡が取れません。どうやら敵の妨害にあっているもよう!」

糸色「なんだと!

 

霧島「くっくっく、補給路を断つのは戦争の常套手段でちゅよ・・・さあ、どう出まちゅか糸色倫太郎?」

 

オペレーター「エネルギー残量ゼロ!このまま補給がなければ1回休みは免れません!!」

糸色「・・・やってくれるわ霧島め」

オペレーター「リーダー指示を!」

糸色「ミリアムにエマージェンシーを出せ、メカボルドー20の必殺技の1つ「取材費支給」を放て!」

オペレーター「し、しかしそれは!」

 

解説しよう。「取材費支給とは 1Dして偶数ならその半分だけ山札が回復するのだ」

 

糸色「・・・今は・・・今はミリアムを・・・彼女を信じるしかない」

 

・・・・・・・・・・・・・

 

オペレーター「・・・・・・・・・リ、リーダー!やりました全機能回復していきます

糸色「よし!まだ我々は戦える

 

霧島「チッ・・・運がいい奴。まあいいでちゅ・・・1回休みぐらいじゃ手ぬるいでちゅからね・・・」

 

4回目の進行 糸色 17マス

       霧島 13マス

 

第6話 

「カスール三姉兄妹」

 

糸色「合体、メカボルドー!で10」

霧島「10でちゅ」

糸色「さらに追加で・・」

オペレーター「駄目ですリーダー、2枚以上使ってしまっては我々のメカボルドーは次回のターンに休みになってしまいます!」

糸色「くっ・・・ならば仕方がない」

 

霧島「パスでちゅ」

糸色「何を考えている・・・」

霧島「別に・・・ただ、滅びを迎える者への手向けでちゅよ

糸色「・・・その言葉・・・後悔するなよ・・・ミリアム、リウイ&パシフィカ、進軍だ!」

 

糸色は2回の進軍でゴールまで2マスに詰める間、霧島は不気味な沈黙を保っていた・・・

 

霧島「そろそろ君の出番のようでちゅね・・・・「ミスリルの女神」

 

ミスリルの女神:自分のランク以下の王軍以外キャラ1人を共に使用済みイベントに移す

 

糸色「・・・いかん!凛、もう一回休みでもかまわん。自分の身を最優先で守れ(ころころ)」

霧島「(ころころ)無理でちゅ、逝って来い大霊界、丹波様に教えを請い六道輪廻の理を知れでちゅ」

糸色「凛―――――――っ

 

霧島「おやおや・・・マズイことになりまちたね」

オペレーター「確かに凛殿を失っては1回休みが1ターンおきにやって来ます。「取材費支給」も毎回成功するとは思えません」

糸色「心配するな、我々にはあのお方がおられる・・・「L様」が凛を救ってくださる。それにもう、次はどうせ1回休みなんだ」

 

霧島「(さあ・・・ワタチの手の中で踊るでちゅ倫太郎・・・狂った輪舞曲のしらべに乗って・・・)」

 

糸色「L様!金色の魔王よ!どうか凛をお救いください」

 

L様:(黒イベント):すべてを混沌に戻し、このカード以外の自分の使用済みイベントと山札を捨て札にする。このキャラは乗り物に乗らない。

 

霧島「予想通り来まちたね・・・出番でちゅよ「カスール三姉兄妹」

 

カスール三姉兄妹:このキャラの妨害に成功されたイベントは捨て札にならずイベント置き場にいく

 

霧島「暁に消えよ―――――っ!

カキ―――――――――――――――ン!!!

 

糸色「なっ・・・L様が・・・」

霧島「・・・伝説は・・・いま潰える」

 

糸色「・・・まだだ!まだやられたわけではない・・・ただ1回おきに休みがくるだけではないか!まだ10マス差がついている。次の復帰時にイニシアチブを取って先行すればよいだけだ」

霧島「・・・いや・・・言ったはずでちゅ・・・楽な死に方はさせないと」

 

 

第7話 

「メカボルドー暁に散る」

 

オペレーター「大変ですリーダー!」

糸色「どうした」

オペレーター「無いんですよ!」

糸色「そうだな・・・山札が無いから次は1回休みだな。休めるときに休んでおけ、次はいつ休めるかわからん」

オペレーター「違うんです!引ききるんですよ!!次の復帰時に引いたときに山札と捨て山が両方0枚になるんですよ!!!」

糸色「な・ん・だ・と!

オペレーター「山札が無ければ休みになってしまいます。だけど我々には山札に戻る手札すら残っていないんですよ!」

糸色「だ・・だが、今乗っているキャラを降ろせば」

オペレーター「忘れたんですか!?休み中は一切の能動的行動が出来ないんです。乗せることも出来なければ降ろすこともできないんですよ。「呪われた島」の火竜討伐でもあれば話は別ですが・・・」

 

「呪われた島」:全員のキャラでランクが一番高いキャラが火竜討伐に赴いて乗り物から降りるマスがある。もちろん全コースがオープンされている今の状態で「呪われた島」は存在しない

 

糸色「・・・・・・霧島ァーキサマ―――――――!!!

 

霧島「お前の時は止まったでちゅ・・・永遠に」

 

糸色「くっくっく、はーっはっはっはっは!・・・まさか最強を誇るこのメカボルドーの最後がこんな形で終ろうとはなぁ・・・」

オペレーター「メカボルドー制御不能です。は、早く脱出を!」

糸色「たかだか2枚がイベント置き場に行っただけなのに・・・まあ、もともと山札が1枚だったしな・・・先にゴールされることもなくここで果てるか・・・お笑いだよなぁ・・・和樹」

オペレーター「リーダー!!」

糸色「あの灰色の空を覆い尽くすドブ色の雲・・・死の雨を運んできた天使はなんといっただろう・・・なあ?リトルボーイよ」

オペラーター「・・・リーダー・・・まさか?!」

糸色「お前は行け・・・我輩はまだレースが残っているからな」

オペレーター「リーダー(泣)・・・・・・御武運を!

 

     ・・・・・・・・

 

糸色「そうだ・・・男は背中で語って、背中で泣いて、背中で笑う生き物だ・・・なあに・・・我輩はこんなとこでは終らんよ・・・L様」

 

・・・・・・・・・・・

 

ドッゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッ!!!!!

 

霧島「奢れる者・・・等しく塵に還るでちゅ」

 

 

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