撮影試行錯誤
 色を操る5(木々の緑を引き出す)

 木々の緑を写真に写すのは楽なようで、意外に難しいものです。木々の緑は意外に反射率が低く、黒く沈んでしまいがちです。失敗した写真を葉の一枚一枚まで細かく見てみると、日光を浴びた部分は意外に少なく、日陰になっている部分が多いことに気づきます。しかも日が当たった部分は白く飛んでしまっており、日陰の部分は黒く沈み鮮やかな緑の部分がほとんど存在していないことがわかります。
 木々の緑を引き出すためには、この日光を浴びた部分と影になった部分の差を少なくすることがポイントだと思います。
 具体的には、均一な光線状態が得られる薄曇から小雨の天気か、もしくは、朝早い時間の順光状態で太陽が低い角度で木を照らし影の部分を少なくしてくれる時が有効と考えています。
 また、この際、(効果が低い条件下ですが)PLフィルターを使い反射を抑えることでより良い結果が得られます。