撮影試行錯誤
 色を操る2(海を夕日で染める)

 日没時、夕日で染まる範囲は意外と狭く、画面全体を夕日で染めようとすると、必然的に望遠系のレンズになります。(広角系で、頭上の青い空から西の赤い空のグラデーションを表現するという方法もありますが、空が主体になり、海と夕日のスケールは小さくなってしまい、海を夕日で染めるという主旨からは外れます。)
 また、日が高いと色は赤というより黄色に近く、日が低いと海面の反射が弱くなり、空と海の明暗差が大きくなり、シャッタースピードも稼げなくなります。海面や波を夕日で染めるのはかなりの条件がそろわないと無理です。試行錯誤の末にたどりついたのは、波打ち際に夕日を反射させるというものでした。これは、波が引いた直後の浜辺を入れるもので、比較的簡単に日没の海を表現できます。