撮影試行錯誤
 中判か35mm判か?

35mm判か、中判か、はたまた大判か?ひたすら高画質を極めるのも趣味としてありですが、自分に最適なフィルムの大きさを見つけるのも大事かと思います。

中判はきれいであるが
 645、6X6、6X7といったいわゆる中判は一般の35mm判の3〜4倍の面積を持ち、圧倒的な高画質です。私は、35mm判と中判を併用していますが、どちらをメインにするかは悩みました。だた、画質をみる限りでは中判は圧倒的高画質です。

上には上がある。どの大きさを最良とするか
 中判は高画質ですが、高画質を極めるなら、4X5という大判という選択もあります。(中判は単位がcmですが大判はなぜかインチ。1インチ約2.5cm。)
 どのフィルムの大きさを自分のメインにするかは大きな問題です。私の良く使う焦点距離は35mm判換算で80mm−200mmですが、こういった望遠レンズのシャープさは大気の状態で決まると言っても過言ではありません。特に、遠景では35mm判ですらフィルム、レンズの性能を十分に発揮できません。自分の良く使う焦点域、撮影距離などをトータル的に考え、私は普段は35mm判で十分と考えました。

35mmの機動性
 私が35mmをメインで使う他の理由に「レンズが豊富さ」があります。大口径ズームあり、高倍率ズームあり、手ぶれ補正レンズあり、シフトレンズあり。35mmはもっとも多くの条件をカバーできます。いままでの例をあげれば、雨などの悪天候、浜辺などの悪条件でズームレンズを使い、レンズ交換を無くしたこと。風の強い日に、シフトレンズでピントの深度を稼ぎ高速シャッターを切り被写体ブレを防ぐとともに被写界深度も確保したこと。手ブレ補正レンズで三脚の立てられない海の波打ち際に素足で入り撮影したこと。などです。
 そして、もうひとつ35mm判を使う理由として「ボディが小さい」ということがあります。私はこのボディの小ささを生かし、大抵ボディを2台以上持って撮影に出かけます。2台を併用することで、レンズ交換の回数を減らし、セッティング時間を減らしより多くの撮影時間を確保します。そして、撮ろうか、どうしようか迷った時、私はなるべく撮るように心がけています。良い、悪いは現像があがったあとゆっくり判断すればよいことだと思っていますので。
 特に湿原の朝の風景を狙う時などは、差し込む光の加減、立ち込める霧の状態が、秒単位で激しく変化します。望遠でアップで、広角で空まで入れて、縦位置で、横位置で、と「下手な鉄砲数打ちゃ当たる」の理論で、シャッターを切りまくります。無駄なコマは多くなりますが、「こう撮っておけば良かった」という後悔はなくなります。35mm判はこういった撮影に向いていると思います。
 ただ、定番の撮影場所で、はじめから構図が決まっている場合や、35mmで撮っていて、「いいかも」と思った時は、中判の出番になります。はじめから併用を意識していたため、中判は小型軽量の機種にしています。