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日和佐の海辺でLINEAR彗星見物


LINEAR彗星
カメラ:ニコマートFTn
レンズ:ニッコール135mmF2.8→絞りF4
フィルム:フジカラーSuperG ACE 800
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日時:2001年7月1日から3日
目的地:徳島県日和佐町、海南町、高知県室戸岬
目的:LINEAR彗星観測
主な交通手段:実家の軽自動車

最初に断っておきますが、LINEAR彗星はリニアーさんが見つけた彗星ではありません :-)
アメリカのリンカーン研究所というところに、地球に接近する恐れのある小惑星や彗星を捜索しているプロジェクトチームがありまして、その頭文字を並べると「LINEAR」となるわけです。最初のLIはリンカーンの「リ」なのです。

「へぇ〜、リンカーン大統領って彗星探してたんだ」
↑だから違うってば :-)

LINEAR彗星ってのはたくさんあって、2000年7月にもその中でも明るいやつが地球に近づきました。しかし、彗星というのは材質の上では「雪だるま」です。運悪く地球に一番近づいた頃に蒸発してなくなっちゃいました。

そして世紀が変わって2001年、「今世紀最初の肉眼彗星」という触れ込みでまた別のLINEAR彗星がやって来ました。混同を避けるためにC/2001 A2という記号の名称も持っています。6月28日明け方、岡山県美星町に出かけたときは、薄雲を通した状態で、双眼鏡か望遠鏡を使わなければ見えませんでした。たまたま彗星がいる方が岡山・倉敷の街明かりの方向だったこともあり、肉眼で彗星を見るにはかなり空の暗いところへ行かなければダメだな、と思った次第です。

ルート

観音寺‥大野原IC‥徳島自動車道‥徳島IC‥日和佐町千羽海崖

日和佐‥牟岐‥室戸岬‥阿佐海岸鉄道甲浦駅‥宍喰温泉‥海南町大砂海水浴場

海南‥室戸‥南国IC‥高知自動車道‥大野原IC‥観音寺

目次

7月1日
7月2日
7月3日


まずは実家へ

前日、6月30日に天気予報を見ると、南へ行けば行くほど晴れそうな模様。だったら高知の室戸岬を目指してみよう。そう思って実家に電話をすると車は3日間とも使えるようだ。礼文島にも持っていったカバンに入るサイズのコンパクトな望遠鏡もあるけど、実家の大きい方の望遠鏡を持ち出してみよう。問題は私の運転技術だな(^^;;)

…そんなわけで、まずは香川の実家へ帰ることにする。結局コンパクトな望遠鏡も望遠レンズ代わりに持っていくことにしたので、相当荷物が重くなった。前回の帰省時に母親に携帯電話のメールの使い方を教えたので、試しにメールで電車の到着時刻を教えてみる。が、あと3駅になっても返事がなく、どうも携帯電話から離れたところにいたようだ。確かに今私が住んでいるワンルームとはわけがちがう。メールが着いた時に着信音が聞こえないところにいたらずーっと放置されたままになるのは当たり前だ。しょうがないので実家の設置電話の方に電話して、事なきを得た。この時、空は曇り空。昨晩睡眠不足だったので、とにかく、夕方まで寝ておく。

マニュアル車では初めての高速道路

目が覚めると、相変わらず曇っているが少し雲が切れてきていた。これなら南に行けば晴れそうだ、という気になってきた。あまり根拠はないのだが (^^;;) 実は明日、母は私が乗っていくつもりの車で歯医者に行くつもりだったようだが、明日は香川でも雨は降らないはずなので、自転車で行ってもらうようにお願いした。親にはいちおう宿が取れたら宿で泊まると言っておいたが、大雨にでも降られない限りそんなつもりはない。まずは今晩のF1中継のビデオ予約をして(^^)、望遠鏡とカメラとタオルケットとその他の荷物を積み込んで出発する。

私が乗った車はダイハツのハイゼット、軽のワゴン車だ。はっきり言って貨物用車であり、荷物は積めるし中で寝れるくらい広いが、おおよそスピードとは無縁である。そしてマニュアル変速、窓もハンドルを自分で回して開けるというもの。そんな車なのでペーパードライバーの私にとって高速入口は大変な関門である。思いっきり手を伸ばさないとチケットが届かない〜 (^^;;) そのあと必死に窓を閉めながら発進したらエンスト。後ろの車に追い抜かれた。ただただ苦笑いするしかない。ま、それでも、ギアを4速に入れて本線に入れば特にどうってことはない。最近の車は軽でも5速まであるようだが…

川之江JCT、川之江東JCTとくぐり抜けて、徳島自動車道へ。JR四国に複線区間がほとんどないのと同様、高速も2車線対面通行がいたるところにある。そんなところでは私の車はいくら飛ばしてもセーフティーカーになってしまう :-(
しょうがないので、追い越し車線が現われると、70kmくらいまでスピードを落として「先行ってください」…なーんか矛盾している。徳島目前の上板SAで休憩しながら空を見上げると、すっかりいい天気。お茶を飲みながら月と火星を眺めていた。

南へ南へ

高速を出ると、高速よりうんと立派な(!)6車線の国道11号線。思いっきり他の車に迷惑をかけながら、徳島市内を通過した。さらに小松島を過ぎると、時間帯が遅くなってきたこともあり、車が減り、楽に走れるようになった。観測地は日和佐から牟岐へ抜けるドライブウェイの駐車場にしようと、なんとなく出発前から決めていた。ただ、駐車場は幾つもあったはずなので、そのどれにするかは街灯や視界の開け方との相談となる。

日和佐に入ったあと、とりあえず日和佐駅を目指す。ある橋を渡っていると、欄干に何か乗っかっている…亀の置物(?)だ。以前日和佐には来たことがあり、渡ったことがある橋だった。しかしながら、車は急に止まれない。通り過ぎちゃった以上、周りは暗いしわざわざ戻るのも何なので、そのまま進んでしまった。駅前を過ぎてすぐ「←南阿波サンライン」という標識があり、ドライブウェイ、こんな名前だったっけ?、と思いつつ左折。夜間二輪車通行止めの標識があるのは暴走賊(族)対策ということか。そして、「第一展望台」という標識が現われた。そこに街灯があったが、そこから駐車場はだいぶ離れている。車を停めてさらにその先に十数段階段を上ると見晴らしのいい展望台が。よし、ここに望遠鏡を組もう。

さあ、彗星の登場

階段を上って降りて…を繰り返し、望遠鏡を組みあげる。まずは月と火星を眺める。火星は2年2ヶ月ごとに地球に近づき6月が最接近だったのだが、その火星を今シーズン初めて望遠鏡で見たことになる。確かに、いつもよりずいぶんデカイ。が、火星の場合3つくらい模様がかろうじて見える、そんな程度である。星の瞬き(←「またたき」と読む)が大きく、透明度もあまりよくないようだ。

ちょっと無理があり過ぎとは思いつつ火星の写真を撮ったりして、気がつくと月がずいぶん低くなり赤くなっていた。空が暗さを増し、いつの間にか暗い星が、天の川が、これでもかというほど見え始める。はるばるやって来た甲斐があった。東南東の空、うお座ともくじら座ともつかない辺りを探すと、望遠鏡を使わずとも、確かにぼんやりとした彗星が見えた。望遠鏡で見ると、わずかに尾が伸びて見える。もちろん写真も撮った。しかしどうも望遠鏡のセッティングが悪かったようで、結果としてまともに写ったのはこのページのTOPの写真だけになってしまった。

夏の夜、星の見え具合を比べるのに、ペガスス座の四辺形の中にいくつ星が見えるかを数える、という方法がある。もちろん視力にもよるのだが、
  • 1つでも見えたらたいていの星座はたどれる。
  • 5つくらい見えたら実家並み。わざわざ出かけるに値しない星空ということ。
  • 1ダース、12個見えたら「秘境」と呼ぶ :-)
  • ここの結果は11個、惜しい (^^) もう少し空が澄んでいたらもっと見えたはず。このあたりは平地としては日本でも一、二を争う星空が見られるところである。
    あっという間に薄明が始まったので、こんどは東の空の金星や土星などを眺めたあと、望遠鏡を組んだまましばらく休憩して、日の出を待とうか、という気分になっていた(望遠鏡そのものは必要ないのだが、カメラ三脚がないのでカメラを固定させるために必要だったのだ)。が、明るくなってきた頃に野良猫が現われ、ニャーニャー鳴きだしてえさをねだり始めた。ベンチの上に、食料やカメラなどの機材を散らかしていたので、被害を受けないように、即ちに撤収を始めた。気がつくともう一匹猫が出てきたりなんかして(^^;;)

    片づけも終わり、さあ、寝るぞー…って、どこでだー??

    まずは車の中で、と思ったが、もう太陽が出ているので暑くて1時間と持たない。すっかり窓ガラスが曇っていた。え、これって私から出てきた水分?こりゃ脱水症状になっちゃうよ!そんな訳で、ドライブウェイを進み、別の展望台で屋根つきベンチを発見、そこで寝る。あまり熟睡とはいかなかったが、昼間にもう一度休むくらいのつもりで、のんびり行けばいい。

    いざ室戸岬へ

    ドライブウェイを走りきるとすぐ牟岐駅前に出る。ここで食事をとったり、郵便局に寄るなどする。駅前の本屋で「タウンマガジンあわわ」を購入、ついでに特急の終点にしてはずいぶん小さな牟岐駅も覗いてみる。駅においてあるチラシの中に「あすたむらんど徳島きっぷ」なるものを発見、同業者としては扱いの大きさに正直言って衝撃を受けた。香川・愛媛県内の駅からも発売しているようだが、どれくらい売れるのだろうか。

    牟岐駅を出て、今度は室戸岬へ向けて走り出す…が、すぐに見覚えのある景色が見えてきた。牟岐町の西どなりにある海南町は、学生時代に天文同好会の合宿地として来たことがある。その観測地の一つだった海水浴場へ向かう。以前来たのは2月末で夜ともなると全く人の気配がなかったが、今は海の家が建てられようとしている。そこの駐車場には、以前はプラベンチがあったのだが、屋根つきの木造の長いすができている。これ幸いと、食後の昼寝を決め込んだ。1時間あまり眠った後、目が覚めると、空が曇っていた。これからあとは雲を気にしながらの行程となる。

    高知県に入り、東洋町の甲浦(かんのうら)の集落を抜けると、それからあとは30kmくらい、室戸岬の直前までは漁村が散在するのみ。「東洋町ゴロゴロ」などとわけのわからないカタカナ地名も見かけた。いつもの私なら降りて写真を撮っていたかもしれないが、運悪く工事中で片側交互通行となっており、車を停めるわけにもいかない。岬を通らずに峠を越えて室戸市街に入る道が分岐する交差点でひさしぶりに集落らしいものが現われたが、さらにその先、だいぶ岬に近づいたところにに突然工場群が現われた。昔来たときにはなかったもので、これには驚愕した。「秘密基地」という言葉がぴったり。しかもまだまだ新しい工場ができそうな勢いだ。海洋深層水を使った製品、たとえばダイドーのミウなんかがここで生まれているのだ。

    そしてついに室戸岬に到着。平日ということもあり、以前よりさらにひなびた雰囲気である。岩によじ登り、海や釣り人を眺めた後、カバンの中の携帯電話を見ると電波が届いてる。ど、どうしたんだ室戸。しばらく見ないうちに都会に…なってはいないが、秘境ではなくなっていたようだ。なんだか思わず友人にメールを打つ。崖の上の灯台のすぐ下に展望台があるようなので、車でそこへ向かう。展望台へ行く道はかなり急な坂道で、四国霊場第24番札所の参道を兼ねている。徒歩の巡礼者を何人か見かけたが、ここが徳島県から高知県に入って最初の札所で、何もない道を数十km歩いたあとでこの坂道とは…まさしく修行というほかない(だから修行だってば)。展望台からの眺めはさほどではなく、坂道の崖から見たほうが景色がよい。

    阿佐海岸鉄道沿線

    岬に近くのホテルに売店があり、そこで少し買い物をし、もと来た道を戻っていく。ガソリンスタンドで給油したら、リッター108円。地理的な条件から仕方ないのだろうが、これは高過ぎ (^^;;) 甲浦の集落でいったん脇道にそれ、阿佐海岸鉄道甲浦駅を訪問する。駅舎はずいぶんしっかりした造りでホームは高架、そのホームに上がると単線だった。列車の本数からして想像はついていたけど。たまたま列車の発車時刻だったため、私がホームに上がった瞬間、動き出した列車が止まってしまった。うわ、ゴメンなさい…乗りません m(_ _)m 改めて駅内を探索。それにしてもぷつりと切れた高架と車止めが寂しい。世が世ならここから岬を回って高知へ線路が続いていたのだろうか?岬の先にある人口2万いくらかの町へ50kmもレールを伸ばすなんて、やっぱりどうかしていると言わざるを得ない。

    東洋町から徳島県の宍喰(ししくい)町に入る。ここの道の駅には温泉がある。そもそもこのへんで銭湯は期待できないから(温泉は他にも何ヶ所か散在しているらしい)、入っておくのが無難だろう。宍喰出身の有名人といえばゴルファーの尾崎三兄弟。三人のサイン色紙が揃って飾られていた。さて、温泉に入ると…私が苦手なアルカリ性のお湯。溶けちゃうよぅ〜 :-p それでも、風呂上がりにクーラーの利いたところでアイスクリームを食べると爽快々々。

    海部町に入ると今度はスーパーでお買い物。しかし弁当やおにぎりといったのご飯ものが全くなく、結局コンビニで夕食と夜食を調達。これで阿佐海岸鉄道沿線巡りは終了(←だって駅が3つしかないんだもん)。

    奇跡の晴れ間?の2晩目…

    明るいうちに今晩の観測地探しをする。探すと言うよりは以前行った場所から選択をするだけだ。結局、屋根つき長いすが恋しかったようで :-)、昼寝をした海水浴場へ。夏の海水浴場にありがちな花火をしている連中がいたが、ま、日付が変わるまではいないだろうから、まったく気にせず、いや、実際にはちょっと煙が煙たかったけど、とにかくベンチで23時ごろまで寝た。そして目が覚めると、まだ空は曇っている…

    そこで、ドライブウェイの駐車場をいくつか偵察。でも、あまり良い場所が見つからず、海水浴場に戻る。もうしばらくベンチでラジオを聴きながら横になっていると、雲が急速に切れてきた。すぐ望遠鏡の組み立てを始める。望遠鏡の設置場所は堤防の上。波打ち際から3mとない。普通こんな場所に望遠鏡を置く人はいません。港町で育った私だからあまり気にしないけど :-)。1月の月食もこんな場所で見てたなあ、曇り空を (^^;;)

    昨日と同じくまずは月と火星を眺めていたのだが、昨日よりさらに揺らめいて見える。波の音を聞きながらこれだけゆらゆらした月を見ていると「ワシゃ海の底にいるのか?」なんて気もしてくる。やがて、月は赤くなりながら沈んでいき、暗い空が戻ってきた。しかし、空の透明度は悪く、彗星は肉眼では見ることができなかった。彗星を望遠鏡で眺めたり、写真に撮ってみたりしたが、空の透明度が非常に悪くなったので、塩分+水分でこれは望遠鏡に悪そうだと思い、薄明が始まるより少しだけ早く撤収を始めた。

    そして車内でひと眠り…目が覚めると辺りは明るくなっていて、なんともやに包まれていた(!)。暑くなってきたので例の屋根付き長いすでもうひと休み。…さて、そろそろ帰るとするか。朝9時ごろ出発した。

    ごめんなはり

    (↑高知の地名をふたつ組み合わせたものです。)

    帰りのルートは室戸・南国を経由して高知自動車道を北上して香川を目指すというもの。さっそく昨日通った室戸岬への道のりを南へ南へ進む。岬は通らずに峠を越えて室戸市街へショートカット、初めて室戸岬の東側へ足を進めたことになる。岬の東側は意外と小さな町というか集落が続いているイメージ。西側が何も無さ過ぎるのだ。道の駅で食料調達を試みたが、食堂が無い…とりあえずアイスクリームを買ってカロリー補給。サビシイ…

    町の規模に似つかわしくない高架が右手に見え始めた。工事中の土佐くろしお鉄道ごめんなはり線(後免〜奈半利)だ。開業の予定が遅れに遅れているようだが、たしかに工事の機械が動いているところも目撃した。ええ加減何か食べたーい!と思っていたら、安芸でうどん屋の看板を発見、思わずそこに車を停めてしまう。ここで一句。

    なに故に 高知まで来て うどん喰う

    …お粗末。でも、うどんはなかなかのものだった。値段が香川での倍くらいしていたのが残念だったが。それから、もう一つ済ましておきたい用事があった。それは「髪切りたい!」国道と鉄道高架に挟まれた狭い敷地にある理髪店を見つけ、車を停めた。もちろん初めての店で、野市町だったと思うが、今となっては所在地もハッキリしない。鏡とイスが2つしかない、料金2000円の安い店だった。とにかく用事を済ませ、再び発進してAMラジオをONにすると、その番組のゲストが氷川きよしだった。「箱根八里の半次郎」「大井追っかけ音次郎」の2曲をフルコーラスで聴けてそれなりに面白い内容だった。

    Xハイウェイ復路−高知自動車道

    高知市をかすめて、南国ICから高知自動車道に入る。チケットはすぐに取れたが、またエンストしちまったい(^^;;) 高知自動車道はトンネルまたトンネル。「川之江JCTまでトンネル19本」なんて表示があったが、そんなの自慢するなぁ!トンネルだらけの高知自動車道はとにかくずーっと2車線で、追い越し車線はほとんど無い。しかし、それが気にならないくらいの交通量。じゃあ要らないのかと言われると、私なんぞは高速が無かったらとても車では高知へ行けないから難しい。

    ひたすらトンネルを通過していくと、前に引越し会社のトラックが見えてきた。そのトラックが見るからに危ないのだ。速度が60kmくらいになるかと思えば、90kmくらいになったりと変化が激しいし、対面通行のセンターポールに2回くらい接触していた。かなり怖かったので、できるだけ直後につかないようにして、馬立PAへそのトラック共々進入してひと休み。信じられないことに、ここにはクーラーがない!!高知よりは1度や2度は気温が低いかもしれないが、クーラーが要らないなんてことはない。まいったなーと思いつつ、あつあつのそばを食っていた(←おい)。携帯電話がバッテリー切れだったので、公衆電話から実家に電話。もう愛媛県に入っていたが、距離がよくわかんなかったので、適当に「あと1時間半くらいで帰ります」と言っておいた。しかし1時間半は大げさだったようで、そこから豊浜SAでの休憩を含めても40分後には実家にたどり着いていた。

    その日の夕方には、さらに重くなった :-( 荷物を抱えて実家から倉敷へ戻った。結局実家の滞在時間は9時間くらいだったか?

    さいごに

    今回の旅は、初めて自動車を交通手段のメインとしたものになりました。マニュアル車で高速道路を走ったり、これだけの距離を走ったりしたのは初めてですが、なんとかなりました。

    私が追いかけたLINEAR彗星 C/2001 A2は一度去ってしまうと、もう私達が生きている間に見ることはできません。一度きりの星空のイベントを追いかけて星を見に行くことは、ライブを見に行くのと同じようなものと私は捉えています。年に1、2回なら(お金と時間の余裕があればもっと多くてもいいのだけど)遠くの街へ出かけて、ライブで熱狂するのも悪くはない。だから私は東京まで出かけてSANCTUARYのライブを観に行ったし、同様に日和佐まで出かけてLINEAR彗星を見に行ったのです。次の大きなイベントは、11月のしし座流星群です。雲という天敵を避けながらイベントは11月18日にスタートする予定です。



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