タッチタイプ・モニターボードについて

 タッチタイプの練習ソフトは沢山ありますが、 ほとんどのものは表示された文字を打っていくものです。 それらはゲーム感覚でそれなりに夢中になる要素があり、それなりに練習にはなります。 しかし、初心者や指使いの癖を直す人向けには、文字を打つことよりも、 目的のキーを打つための指の感触(ホームポジションからの距離感)を自分のものにすることが 最優先されるべきです。
 このタッチタイプ・モニターボードでは、打つべき文字は何も表示されません。 自分が打鍵したキーが画面上で示されるだけです。
 これだけで効果があるのか?それは未知数です。使う人によります。ただ、次のようなことがありました。
 私は数百人の学習者を Touch31 を使ってトレーニングしています。大半が正しいタッチタイピングの基礎を身につけることを見てきました。しかし、どうしても指使いの悪い癖が抜けない人もいました。その人達にこのボードを見ながらタイプしてもらったところ、ちゃんと打てるではありませんか。つまり「文字を打とうとする」ことから解放して、正しい指を動かすことに集中する環境を提供すればちゃんと正しい指で打鍵できるのです。
 この「タッチタイプ・モニターボード」はそんな「環境」を提供するもの(表示板)です。


練習方法

図を見ながら目的のキーに指定された指を動かしてキーをポンと叩きます。目的の場所にマークが出れば正しい指で打鍵していることになります。